Sooloilua
フィンランドのロマンティックコメディ。chick flickではあるが、I enjoyed it. フィンランド映画アキ・カウリスマキのを数本見たことがあるだけだったので、こんな軽い映画もあるわけね、と新鮮であった。世界的指揮者の彼と雑誌(?)のリポーターの彼女が仕事で出会い、惹かれあい、親密になる。彼の母親は老人ホームでトラブルを起こして退去をさせられるような困ったちゃん、演奏旅行で留守がちの彼は彼女に母親の世話を頼む、難しい性格の母親に振り回されっぱなしの彼女、おまけに妊娠発覚、彼は一緒に育てようと前向き、彼女も生むことを決心、だがしょっちゅう留守の彼、田舎の家で母親と二人きり、彼は浮気、そのうち母親との間に友情が芽生える、というような話。トレーラーがYouTubeにあった。フィンランド語だけで英語の字幕もないけど。

映画を見ている最中、いつものごとく、Pは何かとコメントをはさむ。うるさい。特に私は字幕を読もうと画面を忙しく追っているので(量が多い)、余計に鬱陶しく感じる。Mちゃんと私が無視していると、「You two are quiet.」と馬鹿なことを言い、Mちゃんに"Because we are watching the movie."と返されていた。"Exactly"と私が言うと、二人して意地悪するとかなんとか、さらにうるさい。今度から、家で映画を見るときには、P対策にガムテープを用意しておくことにしよう。
軽いロマコメに演技の批判など不要だとは思うが言わせて。彼役の俳優の指揮の仕方があまりにもお粗末。浮気相手のバイオリニスト役も「そりゃーないだろう」という弾き方。この人達の音楽家っぷりと、オレンジのデミオのCMに出ていた娘の踊りっぷりはいい勝負だ。