昨日行ったサーキットは、家から390km。日本で言うと、東京駅から三重県鈴鹿サーキットの最寄り駅までが約390kmである。改めて遠いな。朝6時前に出発し、10時過ぎに到着。なんか早いような気もするが、Pの高速運転だからかもしれない。
今回は、フォーミュラではなく、前回元同僚の車好きの人達と遊んだときのように、普段乗っているスポーツカーで走る練習をしたかったらしい。サーキットを高速で走ると車が痛むので、「帰りはヒッチハイクかもしれない」とふざけたことを言っていたが、実際あり得るし、と不安であった。
昨日は、オートバイのグループ、フォーミュラ3が数台と、ラリーの車などの自動車(って呼び名がよくわからんのだが、フォーミュラ以外の車)がサーキットに来ており、練習時間は3つに分けて設定してあった。各グループ20分ずつである。時間がくると、係の人がチェッカーフラグを振って、もう終わりだよー、最終ラップだよ〜と合図をする。が、オートバイの何台かはずうずうしくもそれを無視し、フラグが振られてから3周は回ってるやつもいた。マナー違反もはなはだしい。業を煮やした係の人は、サーキットに入りこんでフラグを振り回して合図していた。こういうことする利用者は、今後は使わせないとか、ペナルティーを設定すりゃいいのに。傲慢な人達。
「本でも読んでれば」と言われ、一応本を持ってきてはいたものの、オートバイの走る音などうるさくて読書の環境ではない。サーキットでは、何かすることがないと退屈で仕方がないのだ。そこで、いつものようにフォトグラファー役をしていたのだが、車内に設置したラップタイマーが機能しないということで、ストップウォッチでタイムを記録する役目を仰せつかった。走り終わって帰ってきたら、タイヤの温度と圧力の記録係(測るのはP)。
何度か走った後、ランチにしようということでサーキット場にある食堂に入った。Pは急いで食事を済ませたかったらしく、ランチプレート二つ、と勝手にオーダー。どういう食事か聞いてみたら、ニヤニヤしながら、「男の食事」と一言。届いたのはこれだった。

減量中なんですが私。Pもポテトは残していたので、一皿だけ注文して、私はポテトだけでよかったくらいである。食べ物を無駄にするのは嫌ではあったが、さすがにこれは全部食べられず、私もポテトを残した。ハンバーグ、卵、ソーセージは食べてしまった。。。だってさー、作ってくれた人がすぐそこに立っていて、残すの悪いと思ったのよ。その代わり、晩御飯は抜いた。今朝起きてもまだお腹一杯な気分だったよ。
午後は、私も助手席に乗ってみろというので、ヘルメットをかぶって乗り込んだ。別のサーキットで走ったときよりもPは早く走っていたし、カーブが次々にあるので、右に左にとギュインギュインと体が揺れた。他にも練習しているレースカーがいて、抜かれたりして近くを通られたたのでちと怖かった。本当のレースでは、他の車がもっといるわけよね。怖いです。
4時ごろ、ブレーキがおかしいという警告が出るので、もう帰ろうとP。「帰れるんですか」と質問。「ブレーキあんまりかけなければ大丈夫」と返答。Pとの生活はスリル満点。
後輪のブレーキパッドがどっかへ行ってしまい、ブレーキをかけるとそっりゃーもう不快な金属音がするのである。ブレーキが効かないわけではないので危険ではないが、正常な状態でないことは確かである。今日はその修理をガレージでせっせとしておいでのようです、P氏。
無事に家に着いたのが午後9時くらい。「車洗ってくる」とそのままPはガレージへ行った。すごいエネルギーというかなんというか。ほんっとうに車が好きなんだろう。
私もこれだけ情熱的になれる趣味があればなあとうらやましさを感じることもあるが、こんな手間隙プラスお金のかかる趣味は、やっぱり私には無理だな。軽い読書くらいでいいです。