ショッキングなものを見た。もう、ショッキングゥとポーズを取って笑いにしてしまわないと消化しきれないものを見た。
昨夜初めて泊まった関空近くのホテルでのことである。ホテルそのものは全然問題無い。むしろいつも泊まるところよりナイスであった。いつものところが満室だったので、今回新しいところを選んでみたのだ。
私がホテルに到着したとき、外国の団体客がおり(I won't say where they are from)、ロビーのchaoticぶりは凄まじかった。騒然。フロントの人の言うことが聞こえないくらいである。耳に手をあてて、「はい?」と聞き返した。彼は非常に手際良くチェックインしてくれ、すぐに鍵をくれた。
さっさと部屋に逃げようとエレベーターへ向かう。一人乗り込んで、閉まるボタンを押す。だが、途中で開く。誰か乗るのかなと頭を出して外を覗いたら、幼児がボタンを押して遊んでいるのであった。母親は私に笑顔を向ける。子供は放置。私は子供のこういう行動を可愛いと思わない。全然思わない。言葉が通じなくても、子供をボタンから遠ざけるとか、会釈をするとか、何か動きがあれば、私も笑顔を返すことができたかもしれない。だが、完全放置状態でへらへら笑っている親を見て、むかついたさ。
で、これはまだ全然ショッキングゥではない。話が回りくどい、あたし。今朝の朝食時の話である。早くレストランに行けば、団体客を避けられるかなと願いながら、オープン直後の6時半過ぎに行った。が、レストランは賑わっていた。すごく。ビュッフェなので、割り込みからなにから朝から戦場のようであった。
かろうじて一つ空いていたテーブルにつき、さっさと食べて部屋へ戻ろうと食べ始めた私。すると、女性二人がだまって食べ物を載せたトレイを置いた。相席は全然かまわないが、なんか一言あればと期待する私は、自分の価値観を押し付けているんだろう。
彼女達は私の向かいに座り、食事を始めた。これがショッキングゥだったのである。ぺちゃぺちゃと音をたてることなど可愛いもんだ、と思うようなものを見てしまった。私の前に座った女性は、サラダに入っているトマトの皮がお嫌いなようで、口からぺっぺっとトレイの上に吐き出すのである。肘をついて前のめりになり、トマトの皮を口から落とすのである。視線を自分のお皿にむけるようにしても、どうしても視界に入る悲しさ。I tell you I couldn't get out of there fast enough.
なんかさー、日本の観光客だって海外でどんなショッキングゥな非常識でマナー知らずなことしているかわかったもんじゃないんで、特定の国の観光客がどうこうとは言いたくない。生活が豊かになり、今まで外に出なかった人も海外旅行に行けるようになったのは素晴らしい。素晴らしいが、行った先で何がoffensiveかとか、そういう事情を気にするほど旅慣れていない。飲み込みたくない食べ物を口から落とすのが文化だと言われれば、さようでござるかと言うしかないんだけどさ。