帰国。疲労。荷物を肩にかけていたので、肩から首にかけて痛い。毎回、長旅が前回よりつらくなる気がする。食事も臭いがしてきた時点で気分が悪くなった。ゴムみたいなハンバーグだった。I think I will start ordering vegetarian meals again.
座席は、オンラインチェック時にエコノミーの一番最初の列の通路側を選んでおいた。ここは、レッグルームが少し広い。難は、スクリーンが目の前の壁に取り付けてあるので、映画を見る際は、スクリーンが近すぎて見づらい。眠りたい場合はまぶしいのでアイマスク必須。中央の列は、赤ちゃん用のベッドを置いたりかけたりできるようになっているので、子連れの乗客が座っていることが多い。そういう意味では、静かなフライトとはならないリスクもある。
今回は、幼い男児二人を連れた日本人のお母さんが座っていた。最初、もうすぐ2歳くらいという感じの下の子が奇声をあげていたので、あちゃーと思ったのだが、じき落ち着いた。上の男の子は、楽しげである。ちょろちょろと動きまくる下の子を通路に出すまいとお母さんは必死。途中、両足の間に挟んでたよ。大変だなあと思いながら、私は本を読んでいた。何気なくちらっと親子の方を見たら、下の子がお母さんに抱かれて、私の方に顔を向けていた。ニッと笑いかけてみたら、向こうもニカッと笑って手をふってきた。私も手を振り返す。その後、またしばらく本を読んでいたら、誰かが私の腕をさわるので顔をあげると、その子がニカッと笑いながら、私の腕に捕まっていた。あらどうも、とこっちもニッと笑って手を握る。お母さんが、笑って会釈をしながら、男の子を引っ張って席に戻す。これを3、4回繰り返したかな。おもしろかった。
飲み物を配りに来た日本人乗務員にワインをもらって飲んでいたら、いきなり「あーっ!」という叫び声。声をした方を見ると、その乗務員が親子の座っている座席と壁の間にうつ伏せにこけている。おまけにすぐに立ち上がれないのか、しばらくその姿勢のまま、「あーっ!ごめんねー!」と言っている。やっと立ち上がると、下の子がそのスペースに立っていたものだから、下敷きになったのか当たったのかびっくりしたのか不明だが、号泣である。乗務員、平謝り。男の子は怪我をしたわけではなかったようで、お母さんに抱かれたら泣き止んだ。上の男の子は自分の席で固まっていた。It was surreal to see a flight attendant lying on the floor on her stomach.
映画はまあまあだった。

The Martian Child: A Novel About a Single Father Adopting a Son

The Martian Child: A Novel About a Single Father Adopting a Son

DVDは日本のアマゾンにないようで、ベースになった原作の本しかない。カバー通り、John Cusack主演。I like him. 中年になったねーって、同い年なんだが。彼が、自分はmartianだと言い張り皆からweirdoと揶揄される男の子を養子に迎える話。傷ついた男の子との交流。なかなかtouching.
あしたの私のつくり方 [DVD]

あしたの私のつくり方 [DVD]

"How to become myself"とかなんとかいう英語のタイトルになっていた。見る気で見てない。英語の字幕を読んだだけ。自分探しというか、「本当の私」って思春期少女の悩み。見ていてちょっとめんどくさい。主人公の女の子は美人だった。
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前も見たことがある。Sean Conneryはやっぱり素敵だ。Catherine Zeta Jonesも美しい。華麗な泥棒。この映画が流れているときは、変な食事の臭いで気分があまり良くなかったのだが、それなりにドキドキする展開で、気分転換になった。

いつもはクラッカーをバッグに入れておくのだが、今回は忘れていた。やっぱりソルトクラッカーとか持ってないとダメだ。隣に座っていた男性は、二回の食事とも全部平らげ、おまけに着陸前にはおもむろにバナナを取り出して食べていた。最初は日本人だと思っていたんだが、ノルウェイのパスポートをお持ちであった。食事のマナーはアジアの男性っぽかったんだが。特に爪楊枝のシーシーが。