Pが眼鏡を新調するというので、眼鏡店について行った。色々試していても、店員は近づいてこない。店員の数が少ないこともあるが、用がある人は銀行のように番号を取るシステムになっているのだ。私が日本で行っている眼鏡店のように「お伺いいたしましょうか」とすぐに店員が寄ってくるということはないわけである。それはそれでゆっくり見られていいのだが、アドバイスが欲しいときはちょっと不便かなと思った。
気に入ったフレームが見つかったので、Pも番号を取り順番を待つ。順番がくれば視力の検査をしてくれるのかと思ったら、検査の予約をするというのである。えっ、今日オーダーできないの?と驚いた。今日はフレームを決め、視力検査の予約をするだけだと言う。スローライフだ。予約は10日後。
フレームもPが気に入ったと言うものを選んだだけである。日本では、私の顔の形にはどういうのが似合うかアドバイスをくれたり、コンピューターに私の写真を取り込んで、客観的に自分の顔を見たりして決めることもできるので、プロの意見を聞かないままフレームを決めてもいいのかしらん、とちと不安であった。Pが選んだものは私も良いとは思ったし、似合っているとも思ったが、素人には気づかない何か選ぶコツがあるのかなとかさ。まあ、頼めばアドバイスしてくれるんだろうけど。