Pから、テレビで日本の熟年離婚の番組をやっていたと報告を受けた。夫はそっちのけでKiyoshi Hikawaに夢中な奥さん、愛情を注ぐ対象はテディベアのさくらちゃんという奥さん、定年退職して家にいる夫を見ると蕁麻疹が出る奥さん、山のふもとかどこかに小屋を建ててそこで一人暮らすご主人などなどのドキュメンタリーだったらしい。
その中で、夫婦が話し合いをするところを映していたらしいのだが、「ほとんどしゃべらないのにわかりあっていた。信じられない!日本人の察するという能力は自分が想像する以上だ!自分は同国人の感情もよくわからんで困るのに、感情や思考を口に出して言わない日本人を理解するなど無理だ。頼むからKayは思ったことは全部言葉で表現してくれ!」というようなびっくりマーク満載の感想が書いてあった。
まあね。これはバランスが難しい。「察する」も程度が過ぎると、「mind readerじゃないんだから、言葉で表現しないとわかるわけないっしょ、相手に期待し過ぎだわよ」と思うこともあれば、「全部説明しなきゃだめかね。鈍〜、無粋〜」と思うこともあるし。ケースバイケースですな。