オンラインチェックインを事前にすませ、関空にはないBaggage dropoffのカウンターでスーツケースを預ける(しつこい?)。
Finnairのマイレージカードで割引がきくTax-free shopで買い物をし、レジの列に並ぶ。私の前の客に随分時間がかかっており、店員がどこかへ問い合わせの電話をし始めたりしたので、別のレジに移る。そこでは中国人CAが大量のチョコレートを買おうとしている。上海便に乗務すると彼女は言うのだが、店員が提示を求めたIDだか何かを持っていないと答える。CAはこの紙しかないんだが、と言ってA4サイズの紙を見せている。これじゃだめだと店員が言い、CAは、でもあたしは上海便のCAなんだってばと繰り返し、でもこの紙は何の意味もない、と同じやり取りがずーーーーっと続く。どうして私の選ぶレジはこうなのだ。いい加減しびれを切らしてまた別のレジで移り、やっと支払い。イラついていたのだが、笑顔のとても可愛い東洋系の店員さんにHave a nice tripと言われて癒される。やっぱり笑顔は良いな(反省)。
東京便、大阪便、上海便、あともう一つ中国行きの便がほぼ同じ時間に出発するため、毎度のことながら、passport inspectionは長蛇の列。Chaosである。割り込み多し。文句多し。毎回げんなりする。荷物を積んだカートごとザザザッとやってきて、並んでいた人がよけるとそのままそこに居座る人。「この列、XX人が多いからなかなかすすまないんだわよ、XX人が多いから」とずっと文句を言い続けるおばさん(いまさら伏字にする意味もないけどさ)。もうすぐ自分の番だと思っていると、前方に並ぶ人の連れが5、6人ぞろぞろとやってきたり。おまけに今回は、私が並んでいたカウンターの係員が途中で何も言わずにいなくなった。すぐ戻ってくるのかと思いきや、その気配はない。次が自分の番だったはずの中国人のお姉さんは何か大きな声で怒っている。なかなか戻ってこないので、全員別の列へ移動。私も別の列の最後尾へ。やれやれ。10分ほど待っていると、そのカウンターに新しい係員登場。皆がどっと移動する前に、とその係員がブースに入りかけているときに私は早歩きで移動。もう、上品にやってらんない環境。こうやってずうずうしくなっていくのか。いやだわ。
飛行機はほぼ満席。隣の席の日本人に英語で話しかけられる。「Are you Chinese?」「No, I'm Japanese.」 中国に限らんが、外国人に間違われ、日本人に英語で話しかけられるのは初めてではない。シンガポール、台湾、マレーシア、ハワイとか。英語で話しかけられれば、英語で答える。こっちだって、「ほぼ確実にこの人日本人だろうけど、もしかしたら違うかもしれない」と思うし。
ディナーはsweet and sour chickenだった。ポークじゃないのね。おまけにパスタとあえてある。どこの国の料理だ。創作料理の類に入るのかな。苦しいカテゴリゼーション。
いつものごとく、機内では眠れない。ほとんど本を読んでいた。映画は子供向けのものだったし。3本目の映画は、Meg Ryanの"French Kiss"だった。すんごい可愛い、彼女。

French Kiss [VHS] [Import]

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彼女のほかの映画と同じく、話そのものは別にどういうことないromantic comedyだったが、あの彼女のチャーミングさはたまらんものがあった。やっぱりあれだけ可愛い人は、それを何とか維持するために必死でlip collagenやbotoxをしちゃうのか。自然に年取っても可愛い中年、熟年になるとも思うけどね。
新幹線でも眠れず、結局一睡もせずに帰宅。疲労。シャワーを浴びて4時間ほど昼寝。食料調達。今回こそ、時差ぼけはきちんと直そう。いつのまにかヘルシンキを通り越してロンドン時間で生活、なんてことにならないように努力。