ところで、フィンランド航空のinternationalサイトから(finnair.com)(いや、別にフィンランドでもどこの国のサイトからでもいいんだが、とりあえず日本のサイト以外)、日本発のフライトでもオンラインチェックインが出来るようになったのを知っている日本人旅行者は何人いるだろうか。
3月にフィンランドに飛んだ際、関空に「インターネットチェックイン」というカウンターがあるのに気づいた。それまではヘルシンキ発(maybe Stockholm, too. I forget)のフライトであれば、オンラインチェックインが可能であるという理解であったため、日本発の便でもできるようになったのか、とそばにいた係員に「オンラインでチェックインができるんですか?」と聞いてみた。「はい」と彼女。日本のFinnairのサイトでその情報を見た覚えがない。「日本発のフライトでも?」「はい」と彼女。それ以外の情報は何も提供する気はないらしい。いやー、あたしだったら、「Eチケットをお持ちであれば、そこに書いてあるbooking referenceと姓を入力すれば、オンラインでチェックインができ、その際、ご希望のお席も指定することができます。ただ、当社の日本のサイトではしておりませんので、インターナショナルサイトかその他の国のサイトから行っていただく必要がございます。インターナショナルサイトは英語です。」くらい言うかなあと思ったけど、weeeeell, THAT'S JUST ME. その後日本のFinnairサイトを見たが、どこにもオンラインチェックインに関する記述を見つけることができない。見逃してます、あたし?
で、今回は前日にオンラインでチェックインを済ませ、搭乗券を印刷して持っていった。ヘルシンキの空港では、荷物を預けたいチェックイン済みの搭乗客用に「Baggage dropoff」というカウンターがある。私は関空の「インターネットチェックイン」もそういう人のためだと信じきっていた。男性が一人並んでいたので、私もスーツケースを転がしてその人の後ろへ並んだ。すると、地上係員の男性が、「エコノミーのお客様はこちらの列へ」と長蛇の列を指差す。「オンラインでチェックインを済ませてるんですが」と言うと、「インターネットチェックインの方も同じ列です」と言う。
えーーー?!
What is the point of having the "Internet Chcekin" counter then? I have the seat, I am checked in, and I cannot just drop off my luggage but have to stand in a long line with others who have not checked in? Why, why on earth do you BOTHER to have the "internet checkin" counter? 大体、あの並んでいた男性はなんだったのかも謎。
Fortunately, I am a silver card holder, so I could just go to the business class checkin counter where I did not have to wait so long.
いやー、もうまったく意味がわからん。結局、オンラインチェックインをする人が少なすぎて、they cannot afford to open a counter only for baggage dropoffなのか。日本のサイトでもわかりやすく説明しておけば、利用する人は多いと思うけどね。
チケット形態がEチケットでBooking Referenceのコードを持っている人は、日本以外のFinnair のサイトからチェックインできる。Finnair Internationalのサイトを参考にリンク。ここの「Check-In」タブをクリックすれば、出発の36時間前からチェックイン可能。この36時間は、フィンランド時間に換算する必要があるみたい。今回、日本の出発時間から36時間前の時点ではチェックインできなかった。今は夏時間なのでフィンランドは「日本時間マイナス6時間」。したがって、日本では30時間前からチェックインできる、ということになる。そう思ってログインしてみたら、ちゃんとできた。
座席は仮指定されているが、チェックインするまでは確定しているわけではないので、好きなところに変更することも可能。あんまり早くチェックインすると、すべての搭乗客の席が指定されていないので、「今回の便はがら空きだわ」と勘違いし、「誰もいないこの列の席にしよう」と選んでも、搭乗してみたら実は全部の席が埋まっていた、ということも十分ありうる。今回、私はちょうど30時間前に自分の席がどこに仮指定されているかを見るためにログインしてみた。席そのものは良かったし、その時点では私しかその列にいない。ただ、飛行機の後ろの方の席は真っ白のまま(空席表示)で、「いくらなんでもここまでがら空きってことはないだろう」と思い、もう少しあとでチェックインすることにした。数時間後またログインして座席表を見たら、ほぼすべての座席にチェック印(指定済みの席)がついている。やっぱりねー。座席はタイミング見て選んでね。
座席を確定して次に進み、搭乗券を印刷。チェックインの確認メッセージを指定のEメールアドレスに送るよう設定することができる。テキストメッセージ(SMS)で送るを選んでも、日本の携帯電話では受信できないはず。(日本の携帯ショップで「ヨーロッパからのSMSは受信できない」と言われたことがある。)なので、今回はパソコンのEメールアドレスを入力した(フィンランドでチェックインする際はPに貸してもらっているフィンランドの携帯電話宛にしている)。即、自動でconfirmation messageが届く。念のため、それも印刷して空港に持参。まあ、搭乗券のプリントアウトを見せるだけで、何も問題なかったけど。
まあ、現時点では、日本発のフライトのオンラインチェックインのメリットは「好きな座席を選べるだけ」なわけである。チェックインしていても、空港についてからのプロセスが短く済むわけじゃないから。信じられんな。ビジネスクラスを利用する人、マイレージカードがシルバー以上の人なら、長蛇の列に並ばなくてもいいのでまだ良いが、そうじゃない人は、やっぱり列で待たなければならない。わけわかりません。