昨夜は、母が参加しているメサイアの合唱を聞きに教会へ。そう期待していなかったのだが、驚いた。Very professional soundingで、ナイスであった。所用で途中で抜けたのだが、今日母に聞いたら、終わりの方が「あたしも感動したのよ」というくらい、良かったらしい。残念。
母には行くことを言っていなかったのだが、1部の最初から座っていたことを伝えると、「やっぱりあれ、あんただったの。おでこの辺りがそうじゃないかなと思ってた」と言われた。おでこだけで判断できるとはさすが母。2部の前の休憩時に見たらいなかったので、違う人だったのかなあと思っていたらしい。
教会って寒いかなと思って着こんで行ったら、pewの下にヒーターがついていて、じっと座っていてもかなり暑かった。歌う女性陣は白いブラウスだけだし、ソロを歌うプロの女性もドレス姿だから、それも考慮して暖房をきつくしていたのかもしれない。
私が最後にちゃんと歌を歌ったのは、高校生ときのクリスマスキャロル。大昔だわ。留学初年度からChoirに入ったのだが、そのときの先生, Mrs. Leidenが優しくてかっこよくて好きだった。指揮をしながら目があうとウィンクしてくれたりして。まだ英語がうっすらしかわからなくて、緊張とストレスの極致といっても過言でないような毎日を送っていたが、Choirに入って初めて私の存在に気付いてくれる先生に会った、という思いがした。ソロを歌わせてくれたり、何かと気にかけてくれた。非常勤だったので、次の年にはもういなかったのだが、なんと私が卒業するその2年後に、黄色い薔薇を寮に届けてくれたのだ。Completely unexpectedで、とても嬉しかった。彼女の娘がうちの高校の下級生で、やはりChoirに入っていて、一緒に活動していたので、娘経由で話を聞いて、先生も覚えていてくれたのかもしれない。
メサイアを聞きながら、親切だった先生のことを思い出し、ちょっと涙ぐんでしまった。また歌いたいなあ。