運転免許の更新にしぶしぶ行ってきた。忙しいときに限って、こういう時間のかかる用事がある。
いやー、しかし遠いわ、免許センター。バスに揺られて40分。それも郊外へ行くので、なんだかものすごく遠くに連れてこられた気がする。風光明媚っつーか、まったくえらいところに作ってくれたもんだわね、という環境にある。
普段はコンピューターや本を見るときにしか眼鏡をかけていないのだが、今日は眼鏡無しでは視力検査でまずいんでは、と思い、かけていった。最近、以前より見えにくいなあ、と自覚あり。眼鏡をかけたままで検査をしたら楽々パスだったのだが、「あれ、眼鏡?裸眼でもう一回やってみて」と元気な担当係員のおじさんに言われる。はずすと思いっきりぼやける。「これは?」と聞かれ、「下」と答えると、「え、下?」と聞き返される。よく見ると右だな、と思い、「右」と答えを変えると、「えー、どっち?」とまた聞かれる。「右!」と自信を持って答える。でも違ったかも。こういうやり取りを数回繰り返した後、「裸眼だと0.6だね。これからは、原付は眼鏡なくていいけど、車は眼鏡かけて運転してね」と言われる。まあ、運転する機会なんてないんだけど、もしすることがあるときには必ず眼鏡かけます。
その後、安全運転の講習を受け、やっぱり車は恐いな、と改めて思い、ますます運転する気をなくし、また40分間のどかな道のりをバスに揺られて市内へ帰った。ビルが乱立する風景が見え始めたときにはホッとした。