Kaye2006-10-13

昨日のレーストラックの帰り、イッタラマリメッコを安く売るモールが途中にあるから寄ってみようということになった。アウトレットらしい。一体こんな田園地帯にモールがあるのか、というようななーんにもないところを走っていると、段々建物がちらほらと増えていき、ついに見つけた。のどかなところには間違いない。お客さんもほとんどいなくて、ちと寂しい。
確かにヘルシンキの専門店やデパートで見る値段よりも多少は安い。でも、特に欲しいものもなかったので、私は見るだけ。すると、Pが、ブルーのコップを買うと言い出す。ええ、コップはもう16個もあるじゃないか、と本気で驚く私。食卓が8人がけなので、食器もコップも8つ揃えないと気がすまない男である。現在、普段使い用の安いイケアのコップと、夕食時や客が来たとき用のイッタラのグラスを各8個ずつ持っている。招待をしもしない想像上のゲストのために食器もコップも全部揃えているわけである。ブルーのコップは、今持っているブルーの水差しと同じシリーズなので、揃えておきたいと言う。お皿、コップ、タッパウェアをそれぞれ同じシリーズで持っていないと気持ちが悪い性格なのである。確かに同じシリーズで揃えると、見た目もすっきりするし、格好いいとは思う。だが、もうすでに16個もあるコップに加えて、水差しに合わせるためにまたさらに8個も買うというロジックをI fail to seeなのである。とはいえ、あたしの家じゃないし、自分のお金なんだし、どうしても欲しいんだったら好きにすれば、というのが私の基本的スタンスである。アウトレットだから安いし、という言い訳をしながら、また8個買っていた。コップ持ちの男、P。