甘いものはべーつーばーらー、というコマーシャルが以前あったが(いつのことだ。すんごい前のような)、この表現はよく聞く。実際、食後にお腹がいっぱいでもちょっと甘いものが食べたい、という人はいると思うし、私も例外ではない。
この間フィンランドで、Pと9歳のMちゃんと夕食を食べていたとき、もうお腹が一杯で付け合せの野菜が食べられない、とMちゃんがごねた。でもデザートのアイスクリームはしっかりもらうというので、Pが、お腹が一杯ならばアイスも無しだ、と言ったところで、思わず私は「でもべつばらじゃん」と口を出してしまった。どんなにお腹が一杯でも甘いものは入るもんなのよ、どっかおなかの中に違うスペースがあるのよ、日本じゃよく言う言い回しよ、と説明。Pは、都合のいい表現だなあ、と笑っていた。Mちゃんはうなずくわけでもなく、何か言うわけでもなく、じっと私の顔を見ているだけであったのだが、Pに、半分食べてやるから残りは食べろ、と言われ、しぶしぶブロッコリを食べていた。

で、おとといPの家で、夕食後のデザート用にと、Mちゃんがシナモンロールを自分で買ってきたらしい。Pが「食事のあとにシナモンロールって、お腹が一杯で無理だろう」と言うと、「でも、Kayが甘いものは別のお腹にいくっていったもの」と反撃。だまっていながらも、ちゃんと聞いていてquoteしているところに笑った。で、シナモンロールはしっかり食べたらしい。ま、さすがにデザートにはちょっとfillingかもと私も思うが。

だが、気をつけないと、今までのお腹の上に本当に別のお腹ができたのかっ、というようなサイズになりかねない。もうその道を歩んでいる私。