Annoyanceというか、不思議というか。
エレベーターの中で、ボタンの前に立つのであれば、他の乗客が行きたいフロアのボタンを押すという役割を担う必要がある、ということを知らない人がいて驚いた。
病院のエレベーターで「X階お願いします」と言った乗客に、ボタンの前に立っていたエプロンをつけた20代半ばくらいの女性が、「はあ?」と振り向いて、なんで私が、という表情で突っ立ったままだったのだ。頼んだ人は、無言で自分で女性の前に手を伸ばしてボタンを押していた。
このエレベーターの中には、白衣を着た病院のスタッフも乗っていたのだが、このエプロン女が降りた後にすかさずささっとボタンの前に移動していた。「わかってない人」がそこに立つのを防ぐためだなと思った。実際、別の日に2回この病院のエレベーターに乗ったとき、それぞれ医師と看護師と一緒に乗り込んだのだが、どちらもボタンの前に立って「何階ですか」と聞いてくれ、降りるときには「お先に失礼します」と挨拶して「閉」ボタンを押しながら降りていったので、職員は率先してボタンの前に立つように、ということになっているのだろう。
過去に経験があるのだが、私がボタンの前に立っているときに、いきなりにょっきりと私を押しのけるように腕を伸ばして自分でボタンを押す人いた。なんで「XX階お願いします」といわないのだろう、と不思議に思ったことがあるが、これは「人に手間をとらせてはいけない」というあちらの気配りなわけだろうか。私の感覚では、人の目の前に腕を伸ばすほうが失礼だと思うのだが。ま、そうじゃない感覚の人もいるんでしょう。