Pの住むタウンハウスの管理をしているマッティ。管理人っつーか、janitorね。年は40代後半くらいの男性。そのエリア(団地っつーのかな)のタウンハウスの修理や、団地内の凍った道路に砂撒いたりとか、住人のリクエストに答えて色々手伝っているらしい。
Pんちの便器の取替えなどをしに来た時に話をしたのだが(Pは仕事で留守)、英語を難なく話す気さくな人であった。そしてその過去がすごいのだ。私が、「あなたが英語を話してくれて助かった。私はフィンランド語が全然わからないから」と言うと、「以前、ヘルシンキのホテルのレセプションマネージャーをしていたんだ。3年半、国連で働いたし」と言うのだ。スウェーデン語とフランス語もわかるという。それに、趣味がバードウォッチングなので、外国からの観光客相手のガイドもしているので、常に英語は話すのだという。アメリカにはいとこが住んでいて、「サウナの作り方をアメリカ人に教えて欲しい」ということで、5週間滞在したとのこと。あまりなmulti-dimentionalぶりで驚くばかりの私。つーか、なぜあなたは今管理人を。立ち入ったことを聞いてはいかんと思い、だまってたが。

ガイドができるほど鳥に詳しくて、高級ホテルと国連で働いたことがあり、サウナも作れば、便器の取替えもできる謎のマッティ。

便器の取替えにえらい時間がかかってトイレを我慢できなくなった私を、「部品を買いに行く」ということで、お店まで一緒に連れてってくれたのよね(はずかしー)。その車中で色々お話をしたというわけ。

仕事から帰ったPに報告したら、知らんぞ、そんな過去、と言って、首を振りながら笑っていた。人に歴史あり。