一般歯科での定期検診の予約を取るために電話をした。出たのは新人の受付なのか、それとも受付の人が席をはずしていて衛生士か歯科医が応対したのかわからないが、慣れていない様子であった。診察券番号を伝えても、全然違う番号を復唱してくる。不思議だ。「少々お待ちください」と言い、かなり待たされ、結局、「お電話変わりました」と前回電話したときに話した、聞き覚えのある声の女性が出てきて、無事予約を取ることができた。
この予約を取ってくれた女性は、半年前にはいなかったと思う。以前の受付の人はもう少し声が高く、年齢も少しお姉さんであった。ここの受付は割と頻繁に変わる気がする。去年だったか、「一体この娘はなんだっ」というような人が一時期働いていた。電話をした際、診察券番号を聞くので伝えると、はいはいと返事は元気にするのだが、それをメモっておらず、「えっと、何番だったっけ、えっとえっと」と独り言のように繰り返す。もう一度言ってくれ、と頼むこともしない。それまで電話に出ていた、声の高めの受付の人が実にorganizedで落ち着いた人だったので、「うー、I miss her」と思いながら、こちらから番号をまた伝えた。その後のやり取りも「本当に予約が取れているのだろうか」と非常に不安にさせるものであったが、日付と時間を二度確認して電話を切ったのであった。
初診以来、私の担当の衛生士はAさんと決まっており、彼女以外の人に診てもらったことはなかった。だが、この予約のときは知らない衛生士さんであった。Aさんが病欠とか、そういうことかと思ったが、診察cubibleを出入りする彼女の姿を見たので、そういうわけではなかったらしい。別にその新しい衛生士さんでなんの問題もなかったのだが、やはり私の歯や治療historyをちゃんとわかっているAさんの方が、こちらからの説明もしやすい。あの受付の娘のせい、と一概には言えないにしても、"She messed up my appointment, didn't she."と思ってしまった。
その日の支払いの順番を待っているとき、いつもの落ち着いた受付の女性が奥から現れた。「あら、彼女はまだいるのね、良かった」と思っていたところ、何かとあたふたしているその新人らしき若い娘に「ちょっと」と声をかけ、受付カウンターから見えないところに二人でしゃがみこんだ。しゃがんでいるだけなので、声は筒抜けである。「予約を取るときには、今度からXXをああして、XXをこうしてね。(XXの詳細は忘れた。)してないのに気付いて、びっくりしたから」などと注意している。ああ、新人、やっぱり単に慣れていないというより、こういうorganizational skillがいる仕事は向いていないんだろうなあ、と納得。
で、3ヶ月後に検診に行ったときには、もうその娘はいなかった。ちゃんちゃんっ。