Purple ligs

今日はちゃんと午前中に起床し、午後2時にクリニックへ。受付には新顔。ミニーの後任の人に違いない。ミニーは声が甲高いからミニーと名づけたわけだが、この人の声はやたらと低い。「歯磨きお願いします」とぼそぼそと言ったのだが、いつも聞く台詞だから私も理解できたものの、低すぎて何を言っているのかよくわからなかった。髪はかなり明るい茶髪で、そのどすのきいた声といい、全体の雰囲気といい、ディズニーのキャラクターからニックネームをつけるのは難しいかもしれない。なんつーか、ディズニーよりも、レディースって感じなのだ。担当してもらってから、名前は決めよう。

今日の担当はバンビ。ナイス。「風邪はよくなりましたか」と優しい気配り。鼻のかみすぎで鼻の周りはがびがびで、顎にもでかいニキビを作ってぼろぼろの顔だし、まだ頭もぼーっとしていたのだが、「はい、おかげさまで」と答えてしまう私。

ワイヤーを外した後、「ブラケットが一つとれてますので、つけますね」と言う。舌でさわってみると、例の高くなっていた左下1番の歯である。ブラケットがゆるんでいたことなど、全然気付かなかった。「見た目は全然取れてるように見えないんですけどね」とバンビも笑う。ちゃんと圧力がかかっていなかったせいで、歯が勝手に上がってきてしまったわけである。院長先生は前歯を見るなり、「あら」と一言。「結構動いたねえ」などと独り言を言いながら、ブラケット装着。久々にあの接着剤の強烈なfumeをかいだ。やっぱりいやだわ。

その後、上下のワイヤーの調整をし、バンビに結紮の指示。ホールディングアーチをしていないのに、抜歯後の隙間を閉じるようなことを言うので、「ホールディングアーチはいいんですか」と聞くと、「あ。そうよね。作りなおすんだったよね。あのねえ、結紮の前に印象取ってー!」と改めて指示。Gee, I'm glad I told him that.
型をきちんと取るには、奥歯のバンドを外したほうがいいということで、ぎちぎちにくっついていたバンドを必死で取る先生。痛かった。「普通、もうちょっと軽く取れるものなんだけど、しっかりくっついとるね。」つけたのは先生だし。やっと左右のバンドが取れて、その後バンビが接着剤を研磨して取ってくれた。ついでに、左下のリンガルボタンが舌にすれて痛いのだが、と訴えたら、それも取ってくれることになった。嬉しい。

その後上顎の印象を取り、上下のワイヤーを結紮。カラーゴムはバンビが言ってきたらしてもいいと思っていたが、彼女も何も言わなかったし、なんだか疲れてどうでもよかったのでだまっていた。

最後に鏡を持たせてくれ、院長が今日やったことを説明してくれたのだが、上の歯はブラケットから下側だけ真っ白で、上側が着色した感じのままという、二色になっていた。バンビが接着剤を取るついでに研磨できるところを磨いてくれたらしいのだが、ブラケットが邪魔で歯全体を磨けなかったらしい。ライトの加減で色の差がやたらとはっきり見えたため、ちょっとうろたえてしまった。他になんとかという機械を使ってやってはどうか、などと先生は提案するが、「あれはもううちでは使ってません」とバンビ。結局、this is the best she can doということなのだろうな、と思い、「一般歯科での定期検診が今月中にありますので、そちらで磨いてもらいます」と伝えた。一般歯科へはワイヤーをつけたまま行くわけだからもっと磨きにくいとは思うが、衛生士のAさんはいつもピカピカにしてくれるんだよな。特別な機械があるのか。先週行くつもりだったのだが、忙しくてキャンセルしたのだった。予約取りなおさねば。
院長が「カラーリングつけたら目立たなくなるかもよ」と言うので、んじゃ、つけてもらおうかね、と今回は紫にした。今回は、って結構紫の出番が多いような。普通の光の下で見たら、「うわ、歯が二色」というほど顕著な色の差でもないのでちょっと安心。

上に上がってきていた左下1番は、ワイヤーを結紮した時点ですでにだいぶ下がって元に戻りつつある。早い。上がっているときに写真撮っておけばよかったな。最近、色々preoccupiedってこともあるんだけど、もう面倒でさー、こういう記録取んの。

調整料、と思っていたら、なんでか知らないが、修繕費扱いということで3150円であった。Well, I'm not complaining.
Cumulative total: 586,800 yen

ホールディングアーチは2週間後にできるということで、次回は11月25日。