ついにリタイヤ

ショック。My favorite mug has a crack. 大学時代から使っている。pottery barnで3ドルしなかったと思う。安もんだが、なぜか好きであった。子供の頃持っていた絵本の中に、小さい女の子が朝ごはんを食べているシーンがあった。その絵に出てくるカップの感じに似ているのかもしれない。その絵の詳細が記憶に残っているわけではないのだが、ジャムを塗ったトーストがおいしそうだなと思ったことは覚えている。そこに黄色いカップがあったような気がするだけなのだが、店でこのマグを見たときに、「あ、欲しい」と思って買ったのであった。
試験期間中やペーパー提出の前にはこれで何杯もブラックコーヒーを飲んだ。他の食器は帰国するときにハウスメイトにあげてしまったが、これだけは洋服で包んでスーツケースに入れて日本に持って帰った。これだけ厚みがあればそうそう簡単に割れるはずもなく、無事海を渡ったのであった。
帰国後ニキビがひどくなってコーヒーを飲まなくなってからは、ミルクティーにスイッチ。毎日使わない日はなかったマグである。ここ数ヶ月、電子レンジに2分入れただけで、触ることができないくらい全体が熱くなるので、どうも劣化してきたのではとは思っていた。ゆうべ、内側の汚れを取ろうとスポンジでこすったが取れなかった。あれ、と思って指で触ったら爪が引っかかった。「えーっ」と思ってよく見るとthere is a crackではないか。おまけにそこから小さくひび割れがジジジと上下に伸びている。ああ、これはもう使わないほうが無難だなあ、と思い、今朝からGatewayにもらった牛柄のマグに変えた。こいつにはいやな思い出があるのだが、大きいマグはこれしかないので仕方ない。
捨てるのは忍びないので、ペンたてにでもしよう。