で、映画を見ている途中で、いきなり天井付近にでっかい虫が現れた。飛んでるんだよ。I gasped because it looked like a bee. すぐに立ち上がって、その虫から視線をそらさずに殺虫剤を取りに部屋を出た。I don't think it was a bee. But it was kind of round, had wings, and made buzzing sounds. かなぶん?"Where the hell did it come from?!" I talk to myself when I'm scared.殺虫剤をしこたまスプレーし、恐いのでDVDを止めることもなくそのまま部屋の引き戸を閉める。殺虫剤の燻製にしてくれる、と少しだけあけた引き戸からさらにスプレー。おそるおそる開けてみると、虫の姿はどこにも見えない。その代わり、襖に殺虫剤のスプレーの跡が残っている。ああ、失敗。シミになったか。注意書きに「襖やカーテンにかかるとしみになる可能性があるので、直接かけるな」と書いてある。かー、ぱにくって馬鹿なことをしてしまった。
しかし、虫はどこへ。死んだことを確かめないと部屋に戻れない。カーテンを叩いてみたり、部屋の隅をチェックしたが、いない。あんな大きな虫が一体どこへ消えたというのだ。I began to think maybe there really wasn't a bug at all. It was all my imagination? ああ、あたしもここまで来てしまったか。
緊張しながらも(そして襖のシミを気にしながらも)、映画を最後まで見た。
あれから数時間経つが、やはりどこにもいない。でも恐いので、その部屋は締め切って寝ることにする。夜中に寝室に出没されてはかなわん。

虫の思い出といえば、蝉で泣きそうな思いをしたことがある。実際泣いた。以前マンションの2階に住んでいた頃、夜11時過ぎにベランダの窓を開けたら、なぜか蝉が入ってきたのだ。きゃっと悲鳴を上げ、隣の部屋に逃げる。「どうしよう、どうしよう」とわなわなと震えた私であるが、there's no such thing as cicada police I can call. 蝉のやつは寝室の壁にへばりついている。「もう、出てってよ!」と新聞で壁をぱしんと叩いてみるが、ジジジと音とたてて別の壁に飛ぶという恐ろしいことをしてくさる。やつが動けば悲鳴をあげる私。
これは蝉を捕まえる武器を作らねばならない、と新聞を縦方向に丸め、ガムテープの粘着面を表にして輪にしたものをその先端にくっつける。これで蝉をこのテープにつけて新聞ごと捨ててやろうと目論んだのだ。
及び腰で、出来上がった武器をおそるおそる蝉に近づける。バシッと壁の蝉にあてたはいいが、ジジジジッとぱにくる蝉の羽の振動が新聞をつたって私の手に伝わり、その気持ちの悪さにまた悲鳴をあげて、武器を落としてしまった。すると、都合のいいことに、蝉も一緒に壁から落ちて、まったく偶然に放り投げてあった紙袋の中に落ちてくれたのだ。"やたっ!"とすぐにその紙袋の口を閉める。中でジジジジあわてふためいているヤツ。姿が見えなければ恐さは半減。ガムテープをこれでもかというほど貼り付け、絶対開かないようにする。
ああ、これで安心だわ、明日のゴミの日に出してしまおう、と玄関に置いたのだが、蝉のヤツ、激しく袋の中で動き回って、ジジジ、パンッ(袋に当たる音)とやたらうるさいし、恐い。たまらないので、外廊下に出したのだった。
翌朝ゴミ置き場に持っていくときには静かになってましたとさ。
残酷だなんだと言われようと、虫は抹殺します。