P called from Tokyo. 帰宅したばかりで、留守電に切り替わったところで電話に出た。一瞬沈黙のあと、"Hello?"と彼が言ったので、こちらはなんといっても19年ぶりであるため、"P?! Hiiiii!! "と騒いだわけだが、あの男ときたら、"Well, this is what my schedule looks like."と、いきなり弾丸のように彼のitineraryを説明し始めるではないか。ひとしきりしゃべらせといて、だまって説明を聞いた後(1分以上は、相槌しか打たなかったぞ)、I said "P, I love the fact that there was no hi, how are you, how have you been." 彼は笑い、男の脳みそはそうなっているのだ、と言う。20年ぶりに会う男友達とでも、昨日会ったように話をするんだ、とまた弾丸のように説明しはじめた。こんなにしゃべる男だったか。おかしすぎる。
確かにこういうreport talkをする男は多い。対して女性はrapport talkをするので、男女のコミュニケーションは難しい、とsociologyで習った。report talkだけをする男ばかりじゃないけどね。毎回の電話がrapportの方が多いっていう男性を何人か知っている。そしてやはり、こういうreportとrapportを兼ね備えたコミュニケーション能力のある人の方が、話していて心地よい。
しかし、私も昔のことを結構覚えているほうだが、彼の記憶力は凄まじい。あのときああだったこうだった、と言われて、なんか知らんが昔のことを言われてドギマギしてしまい、"Whaaaat?!"などと裏声ひっくり返して反応してしまった。ああ、composedな女になりたい。
結局、まだスケジュールが確定していないので、はっきりはしないし、2時間新幹線で大阪まで来るなんて大変だろうから、来る来ないはKayが決めてくれ、などということを弾丸のようにしゃべり、"well, I have to go. I'll call you tomorrow、ガチャ" であった。まさに、毎週会っている友達という口調であった。19年ぶりだ、と思いをはせていたのはあたし一人ってわけかよ。
こちらも忙しいので、大阪まで行く時間があるかどうかまだ不明。なんかドギマギしたのが悔しいので、会ってなんか言ってドギマギさせてやりたい。ストラテジー練らねば。