昨日散歩中、川に下りる階段の途中でちくわを食べている白猫を見た。私が立ち止まると食べるのをやめて横目で様子を伺っていたが、私が動かないのを見ると、またはぐはぐと食べ始めた。距離を保ちながら、ゆっくり階段を降りていくと、いつもここで見るおとなしい猫が一番下の階段にちょこんと座っているではないか。野良なのかどうか知らないが、いつもこの階段に座っていて、私が少しでも近づくそぶりを見せようものなら、さっと逃げてしまう猫である。誰かがこの猫のためにちくわを置いていったのに、別の猫が横取りしたのか*1。一心不乱にちくわを食べ続ける白猫を恨めしげに見上げている。食べたいなら近くに行けばいいじゃんよ、と思うが、やはりシャイなのか、近寄ろうともしない。野良にしてはえらく控えめである。ここで私がちくわをその猫に投げてやれば親切なのだろうが、そんなことはしない。欲しけりゃ自分で行動しなさい。見てるだけじゃ、お腹はいっぱいにならないわよ、人生サバイバルよ、しっかりしなさい、と自分にも言い聞かせながら、その場を去った。

ちくわ、たまには投げて欲しいよな。

画像は、冬に撮ったこのおとなしい猫の写真。昨日はもっとやせて見えた。冬だからfluffed upなのか。

*1:野良猫に安易に餌をやるのはやめましょう