買い物の帰りに3匹の猫に遭遇。一軒家の前でお行儀よく座っていた一匹のアメリカンショートヘアーを見つけ、「あ♪」と思い、少し離れたところでしゃがんだ。こちらから近づいて恐がらせては悪いので、あちらが私に興味を持ってくれるのを待つ。しばらく"Hi, kitty, hi there. Aren't you a good looking kitty cat"などとアホウのように裏声で話しかけてみたが、迷惑そうにしかめ面をしたまま、完全無視の体勢を崩さない。すると、庭の中からもう一匹若い顔をした茶色の猫が出てきて、アメショーの隣に座るではないか。"Hi. You his roommate? Come here. なーなー"と鳴き声を出してみるが(I'm not bad at it, really.)、茶猫は私の顔を見ながら、ぐるりと私の後ろへ回り様子を伺うだけである。アメショーはさっきの場所に居住まい正して座ったまま、私はその近くにしゃがんだまま、茶猫は私の後ろ1mくらいの位置で止まったままという緊張した空間であった。あんまり無視されるのでおもしろくなくて、"Well, see ya."と言って別れた。

すると、斜め前のお宅の駐車場に、ずっと前も見たことがあるデブ猫がごろんと横になっていた。以前、首の回りに異様に大きいな鈴をつけていた猫である。チリンというよりも、ガランという感じの音がするでかいヤツ。今日は何もつけていなかったので、肩でも凝って外してもらったのかもしれない。"Heeey, haven't seen you for awhile."と話しかけた時点で、こやつはお腹をゴロンと上に向けてsurrender。前からフレンドリーなのだ。だが、撫で始めてしばらすると調子に乗って噛みつく癖があるので、おでこをシャリシャリ撫でてやるだけにした。それでもすぐに前足で私の手を掴もうとするヤンチャ猫。引っ掻かれるのはいやなので、頭をシャバシャバーッと最後に撫でて終わりにした。