「そういえば、あれは不思議だったよなあ」というできごとを思い出した。バスで通学していた大学生の頃のこと。午前中、バス停に向かってあまり人通りのない裏道を一人で歩いていた。歩いている人が少ないというだけで、家やアパートは普通に並んでおり、別に恐い道ではない。ああ、眠い、と思いながらいつもどおり不機嫌な顔をして歩いていたら、一台の車が私を追い抜き、しばらく走った後に止まった。すると、運転していた男が助手席のドアを開け、乗れとジェスチャーをするではないか。乗るわけないじゃん、バカか、と、私はNOと頭を振って、kept walking. 男は"are you sure?"と言い(口元でわかった)、"suit yourself"という感じで肩をshrugして走り去っていった。It was ten in the morning, and maybe he thought my car broke down and I needed a ride or something. Perhaps he was trying to be nice by offering me a ride. と考えることができなくもないが、No, I'm sorry, I'm not that naive. The impression I got was that he was a creep who was trying to pick me up. Does that actually work for him? あれでほいほい乗り込む女がいるのか、とあきれながら、バス停に向かったのであった。

で、不思議に思ったことというのは、この話を日本人の知り合いにしたときの彼女のリアクション。私は「信じられないよね、あれでほんとに乗ると期待してるってのが」と言うと、彼女は「誰が歩いててもそうするのよ」と答えた。
へ?一瞬意味がわからなかった。もしかして、私が「私だから」あの車が止まったと言って、これを自慢話だと解釈しているのか。Please, I'm not THAT self-absorbed. 私が反論しようとする空気を敏感に読み取った彼女は、すぐにキョロキョロと目をそらした。彼女は、自分の意見や考えはツバを飛ばして主張するが、それを否定されたり反論されるととたんに目が泳ぎ始め、ふてくされた顔をして黙り込む。そこが極めて面倒なので私は近しい関係になることを避けていたのだが、単なるこの程度のchitchatでもこういう展開になるのか、と改めてげんなりした。

flasherに会ったといっても自慢話だと思われんのかな、こういう人には。

I should have told her "Don't hate me because I'm beautiful."*1

*1:80年代に流れたシャンプーのテレビコマーシャルの台詞。まじにとらないように。