アメリカの友人の誕生日が近づいている。カードを送ろうと、手持ちのアソートのセットから一番気に入ったものを選ぶ。字がうまくない私は、まずは下書きで練習。文面も何度も編集し、Good enoughと思ったところで、いざ本番。緊張。まっすぐ書けない。行間もばらばら。バランスが悪い。気に入らない。捨てる。新しくカードを選び、再度挑戦。もうすぐ終わるというときに、スペルを間違える。修正テープで直してみるが、やはり汚らしい。不満。捨てる。もうあまり好みのカードが残っていないのだが、まあこれでいいかというのを取り出し、今度こそと思いながらゆっくりと丁寧に書く。自分の名前のサインまで終了。うーん。最後の行が他より右上がりだ。だけど、もうこれで良しとするかー、とペンを置く。そもそも友人はこういうことを気にするヤツではない。でも、どうせならきれいなものを送りたい。封筒も2枚書き直す。切手を真っ直ぐに貼ろうと、息を止める。成功。ほーっと息をつく。カードを封筒に入れ、封をする。よし、投函だ、とポストまで出かける。「国際便」と書いてある方のslotを確認し、カードを落とす。一瞬、「まさか失敗したカードを封筒に入れてないだろうな」と不安になる。いや、失敗した分はすぐに破ってゴミ箱に入れたからありえない、大丈夫、万が一間違って入れてしまっていたとしても、見た目がよくないというだけで、内容がおかしいわけではないから、安心していいのだ、と言い聞かせる。
ああ疲れた。