今回の調整で、上下左右の奥歯6番と7番を「金属でタイバックして」と副院長先生が指示していた。タイバックとやらの目的をいつも聞き損ねるのだが、目的はなんであれ、食べ物がそこに引っかかりまくることが大変である。おまけに、以前のタイバックには透明なゴムのような素材が使われていたが、今回は金属。頬に引っかかるような感触があるときがあり、案の定荒れてしまった。ワックスをつければ大丈夫。次回の調整までに追加のワックスをもらわないと足りないかもしれない。

前回は調整後数時間でいきなり犬歯が動いて隙間が出来ていたので喜んだが、今回はぜんっぜん変化がない。痛みもあるにはあるが、前回ほどではない。痛けりゃ痛いでしばらくは食事もしにくいし大変だが、痛くないとまた「これで動いているのか」とうっすら不安になるとは困ったもんだ。

Archwiredの管理人のLynnさんの日記を見ると、リテーナーになった今、奥歯の銀の詰め物を白いものに変えたことが書いてあった。彼女も私と同様、下は5番を抜歯し、隙間が詰まった今では奥歯が以前より前に位置するようになり、笑うと銀色が見えていやだったらしい。私もブレースを外したら、いずれ左右下の6番の詰め物をエステニアに変えてもらおうと楽しみにしている。

詰め物を変える作業っていやよね、と書いてあるのを読んでいて不思議に思ったのだが、Novocainで麻酔すると書いてある。詰め物を変えたことは私もこれまでに何度か経験があるが、麻酔をされたことは一度もない(と思う)。別に痛い作業ではなかったと記憶している。アメリカ人(または西洋人)は痛みに弱いという意見をそこここで見るが、そのせいなのか。でも本当に彼らは痛みに弱いのかな。I don't know. Lynnさんの場合は、穴が深かったのかな。古い詰め物をガリガリ掘って取られるのは気持ちの良いものではないが、麻酔するほどの痛みはなかった(と思う)。何年も前の話なので、書きながらちょっと自信がなくなってきたな。90%の確信を持って、「麻酔はしなかった」ということにしよう。

もうひとつ、1時間後にはきれいな歯にしてもらった、とあるのがまた不思議。私の経験では、一回目の通院でまず型を取って、詰め物の色を私の歯に合うように選び、仮の詰め物を入れる。その後、日を変えて出来上がった白い詰め物を入れてもらった。技工士がクリニックにいるかいないかの差もあるのだろうが、1時間で終わるというのはえらく早いではないか。うらやましいな。