歯だけのアップではなく、笑った顔全体の写真を撮ってみた。3番の歯をこのアングルで見ると、セラミックのブラケットの厚みがよくわかる。厚い。なんつーかこう、昔のトムとジェリーあたりにあったような、顔にレンガをぶつけられて、歯がピアノの白鍵みたいにばらばらっとなった感じ(って、自分で書きながらひどい例えだ)。正中線が左寄り(写真では右寄り)にずれているのもわかるが、この大きさの写真では見難いか。ブラケットが邪魔で控えめなスマイルをすると単に口元がゆがむだけなので、大きく笑ってみた。この写真ではわからないが、というか、わからないような角度から撮ったのだが、右上4番(写真では左)はもう既に抜歯してあるので、ここまで大きくニッと笑うと、口の端に闇が広がる。

埋伏歯だった親知らずの抜歯後とは雲泥の差で、今回の抜歯後の回復は早い。出ている歯をスポッと抜くのと、埋もれた歯を歯茎まで切開して引っ張り出すのとでは、当然とは言え、傷の治りが段違い。左側も早く抜いて、次のステップへ進みたい。