Kaye2005-01-29

8センチヒールのロングブーツをその見た目のかっこよさにほれて数年前買ったが、結局歩きにくいので、これまで3回くらいしか履いたことがない。一冬に一回は履かねばと思い、今日久々に履いて買い物に出た。コートのいらない春のように暖かい日にロングブーツ。ああ歩きにくい。足に汗をかいているのがわかる。普段であれば歩いてでも行ける距離にある美術館に電車を使ってしまった。歩きにくい靴は交通費もかかる。
今月末で終了の展覧会の前売りを買っていたことを今朝思い出し、さっと見てさっと帰ろうと思って出かけたのだ。美術館に到着すると、ロビーも会場もすっごい人で、並びまくっている。混んだ美術館を好まない私は、平日に行くようにいつもは心がけているのだが、前売りを買ったことさえ忘れていたので仕方ない。もうあまりの人ごみで、展示品も近くで見ることはできないし、長居もしたくなくて、遠めにささっと見ながら会場をめぐり、なんと10分たらずで出てしまった。Some cultural epxerience that was. 
そのまま歩いてデパートへ行き、履きやすい靴を買おうかと靴売り場を見るが、めぼしいものがない。そういえばジーンズが欲しかったと思い、一本買う。ローライズって好きじゃないのだが、股上深めのジーンズを履くと、サイズが微妙にあっていなくてすっきりしない。店員はローライズの方が体にあっていると勧めるので、ま、いいかと思い購入。
スカートもたまには履きたいよなあ、と色々物色。試着するのにブーツを脱ぐのが面倒だが仕方ない。セールになっている冬物だが、生地が薄めで春っぽいものを試着。なんか腰がはって見えたが、ワンサイズ上だとだぼだぼ。店員は今のサイズでちょうどいいと思うと勧める。ま、いいかと思い購入。
ここまで歩いていると、なんとなくブーツにも慣れてきた。少し離れた別のデパートにも行ってやれ、と歩いてみた。靴売り場に行って、楽なブーツはないかいなと見てみるが、どうもピンとこない。今履いている8センチヒールのブーツを買った店でうろうろしていたら、「あ、それうちのを履いていただいているんですね」と店員が話しかけてくる。ええ、もう履きづらくって、とは言わず、ええ、少し古いですが、と笑顔で返す。春の新商品が入っていて、履くだけでも履いてみてください、と言うが、私のサイズである23センチがほとんどない。ローヒールのパンプスで可愛いのがあり、さっき買ったスカートに合わせて茶色でサイズがあるか聞いてみたが、ピンクベージュしかないという。一応出してきてもらってトライしてみたら、結構履きやすい。楽である。おお、軽やかな色で軽やかなステップを踏もう、と購入。
もう足は疲れきっていて、今晩膝に来るだろうなあ、と思いつつ、駅へ向かう。電車の窓にうつる自分の頭部を見ると、先月思い切って短くした髪が中途半端に伸びていて、なんだかやぼったい。次は伸びてもシャープさの残る髪型にしてもらわねば、と思う。
ぐったりして帰宅。結局、いつも散歩で歩く5000歩以上歩いてしまった。そういや、今日は起きてミルクティー一杯しか飲んでいないじゃないか。なのにあんまりお腹は空いていない。疲労しすぎか。新しいものを買うと普通はウキウキするものだが、疲れすぎてどうでもいい。とりあえず今日の購買物の写真でも撮って、嬉しい気分であるふりをしてみよう。ああもう、今日は絶対風呂はいろ。