Pink ligs

今日の診察室は平均年齢が高かった。私もしっかり高くしている方だが、もう一人40代後半とおぼしき女性がいらした。衛生士のミニーが担当していて、隣で楽しげにおしゃべりしていた。口をいじられているのにどうしてそんなに話せるのだというくらいの盛り上がり。「US税はすごい人だった」と言っているので、なんのことかなと考えたが、「USJ」のことと判明。楽しかったらしい。

左隣では、小学校4年だという男の子がプーに見てもらっていた。「お年玉いくらもらったん?」"None of your business"と私なら答えるところだが、「3万5千円」と素直に答える男の子。「何に使うん?」「ゲーム買った」「買って貰ったんでしょう」「でも僕のお金だもん」「でもそのお金は貰ったんでしょ。自分の足で稼いだわけじゃないでしょ。じゃ買ってもらったんよ。子供のときが一番よ、ほんま」男の子は無言であった。んなこと言われても困るよね、僕。バイトするわけにもいかないし。個人的には、人に頼らずに、自分の稼いだお金を好きに使える今の方が子供のときよりよっぽどいいと思ってるが。

今回の衛生士もバンビ。新年から希望通りになって嬉しい。安心してまかせられる。ワイヤーを取り外してもらって、30分ほど待った後に「すみませんね」と院長先生登場。ちょっと待ちくたびれて眠くなった。先生は私の下あごを持ってカクカク動かしかみ合わせをチェックするのだが、「はい、あごの力抜いてー」と言われても、毎回どう抜いていいのかよくわからない。抜いているつもりでも、「はい、ゆったりさせてー」といつも言われる。

7番の奥歯の位置をちゃんと見てから、今後の方針を決めたいということで、上下の型を取った。今日も何も決まらないのかー、と残念だったが、次回までにはできあがった型を見て判断してくれるのだろうと期待。

「裏の装置ね、今日は外すから。また後で使うけど。」と先生がおっしゃったので、歯の裏につけているリンガルボタンのことだとぼーっと思いながら頷いた。暖かいし、寝不足だったし、待ちくたびれたので眠い。リンガルボタン取るのにまた衝撃感じるだろうなあ、と思っていると、バンビがケッサツを始めたので、今日はピンクにしてもらおーっとなどと考えた。

上はいつもどおりゴムだけ、下はまだ揃っていないため、引き続きケッサツ線で固定してからゴム。スティックについた状態のゴムを見ると結構強烈なネオンピンクだったが、他の色も元はビビッドでも、のばしてはめたときには大したインパクトはなかったので、特に心配もせずにお願いした。鏡を見て、結構濃いままだったので少なからず驚いた。可愛いといえば可愛いが、ちょっと安い感じがしないでもない。

最後のチェックは副院長先生だった。しゃきしゃき行動が早いので好き。さばさばした感じ。上の歯が以前より反っ歯になった感じがするので最後に院長先生に聞こうかなと思っていたのだが、毎回私の歯を見ているわけでもない副院長先生に聞いても答えられないかも、まあいいや、眠いし、とだまっていた。

支払いを済ませた後、おなかが空いたのでアンデルセンに寄り、2階のレストランで「海鮮あんかけご飯」を食べた。まあまあのお味。本当はここのチャウメンが好きなのだが、今回は別のものをと思ってトライしてみた。チャウメン頼めばよかった。
食後、歯を磨いていてホールディングアーチがついていないことに気づいた。「えー、忘れてる?!」と急いでうがいをして、医院に戻る。プーが受付にいたので「すみません、さっき調整していただいたんですが、ホールディングアーチがついてないんですけど、いいんでしょうか」と聞いてみた。「ちょっと待ってください」と彼女が診察室へ立ち去るのと同時に、待合室で他の患者さんと談笑していた院長先生が「あ、どうも」と会釈をなさった。「あ、先生。ホールディングアーチがついてないんですけど、いいんでしょうか」と聞いてみたら、「あ、うん。今回は外しておいたから。大丈夫よ、なくても。」とおっしゃる。あ、「裏の装置」ってホールディングアーチのことだったのか、とそのとき初めて気づいた。第一、裏のリンガルボタン、取って無いし。完全に忘れてたっつーの。はずかし。裏の装置、って言い方は紛らわしいわ、先生。

それにしても気に入らないのは下の歯。右1番が2番と少し重なっていてなかなか真っ直ぐになってくれない。左もさらに左に流れている感じに斜めになっている。2ヶ月前の方がまっすぐであった。まっすぐに見えていただけなのか。妙。デジカメでcloseupにして撮ると、余計斜めに見えるのよね。

本日、4725円也。
Cumulative total: \345,220