平和公園の薔薇

平和公園にある薔薇。名前は忘れた。ほとんど花が落ちていたが、まだ数輪残っていた。
薔薇と言えば黄色が好きだ。ピンクや白もいいが、黄色を見るとより嬉しくなる。深紅は飽きた。話題の青い薔薇にいたっては、どうみても紫にしか見えないし、検索してみるとそう思っている人も結構いるようだ。それはそれできれいだとは思うが、今の段階で「青」と呼ばずに、正直に青に近い色の薔薇が開発できた、と言えばいいのに。ま、別に無理に作らなくても、青い薔薇って無かったら無いでいいんだが。

なぜ黄色がいいのかと聞かれると、ロマンチックな思い出があるわけでもなく、何か特別な理由があるわけではないのだが、なぜか見つめてため息をつきたくなるくらい好き。

赤い薔薇はきれいはきれいだが(薔薇だから)、見飽きた。飽きるほどもらったことがあるわけでもないが(もらったことはあるけどさ)、あまりに使われすぎというか。なんかclicheになってしまった感あり。

白の薔薇にはなんとなく悲しいイメージを持っていたのだが、高校生のときに結婚式用に飾りつけられたチャペルを見て、きれいだなと思うようになった。アメリカの高校時代の話。うちの高校はキリスト教系で構内に小さなチャペルがあり、卒業生はそこで結婚式を挙げることができる。ある土曜のブランチ時に「今日は結婚式があるから周辺で騒がぬように」と寮母からお達しがあり、「こりゃ見に行かねば」と、式が始まる前にこっそりのぞきに行ったのであった。寮の2階に上る階段から、チャペルの2階席(というのか)に入ることができ、そこから見下ろしたのだが、白い薔薇とリボンを使って、とても趣味良く飾りつけがされていた。のぞいた全員「Wow」とつぶやきgiggleしていたら、牧師が祭壇に出てきたので、腰を低くしてやっぱりgiggleしながら逃げたのであった。あたしだってgiggleする女子高生だったのさ。