広島へ向かう新幹線の中である。さくら、初乗り。のぞみでも良かったのだが、さくらに乗ってみたかったので。新しいのできれい。木がインテリアに使ってあるので、のぞみとはまた違う感じ。椅子の向きを変えるハンドルや、頭上の棚の縁、ドアは木のパネルが貼ってある。トイレも確認せねば。あとで行ってみよう。
「さくら」の発音だが、駅でのアナウンスでは、「桜の花」というときの発音と同じであった。私は寅さんが妹を呼ぶときの「くら」かと思っていた。だが、車内でのアナウンスは、おい、さくら、の発音であった。名付けた人はどういう発音を思っていたのだろう。

フィンランドの空港は、1年前に利用したときと勝手が違っていた。大阪便のチェックインカウンターに行ったのだが、baggage drop-offのカウンターがない。あまり人はいなかったため、まあいいやと並んだ。案内していた東洋人のスタッフの人にbaggage drop-off用のカウンターはないのかと聞いてみたら、それは違う階にあるとの答え。え、変なの。スーツケースを渡した後、どこにbaggage drop-offのカウンターがあるのか探しておこうと思ってうろうろしたのだが、わからなかった。だって、違う階は駐車場か、到着フロアしかないんだもの。あとで空港サイトを確認しておかねば。

出国審査の場所も今までと勝手が違っていた。フォーク並びである。今までは、各ウィンドウ別に搭乗客が並び、割り込みやらなんやらで混沌としていた。みんなに公平なフォーク並び。あるべき姿である。

私の審査官は、「コンニチハ」と日本語で挨拶してきた。パスポートの審査官に日本語で挨拶されたのは、生まれて初めてである。最後も「ドウモアリガト」だった。

機内では、機長が日本語でアナウンスをした。これも初めての経験である。おそらく、ローマ字にした日本語をphoneticallyにただ読んでいるのではないかと思うのだが、それにしても「へー」と思った。離陸時も着陸時も日本語付きだった。

搭乗する前に、カフェでサンドイッチとジュースをお腹に入れた。やっぱり私は機内食が食べられない。そしてどうも胃が気持ち悪くなる。太田胃散を飲んで対処。私にとっての必需品。

窓から見える桜は、ほとんど葉桜。でもきれいだわ。

うー、また胃が。長旅をする体力がもうないのか。