機内でみた映画。オスカーにノミネートされたものがあって、良いセレクションであった。

BLACK SWAN

BLACK SWAN

日本での公開は5月らしい。DVDへのリンクがないので、サントラのCDを載せておく。
極々簡単にまとめれば、バレエ「白鳥の湖」の主演に選ばれたものの、黒鳥を踊りこなすための官能的な部分、計算高い部分、毒のある部分が足りず、苦悩するバレリーナの話。
intenseでパワフルでおもしろかったし、主演のNatalieの演技もバレエも良かった。でも、映画そのものはすばらしい名作とも感じず、IMDBで8.5というレビューも結構高めだなあと思った。私のレビューは、7くらい。
Natalieのライバル役のMilaが踊るところを見て、この人はNatalieと違って、バレエをやったことのある人じゃないなと思ったら、やっぱりそうだった。怪我までしながらがんばって訓練したらしいが、やはり美しく踊るというのは、ちょっとやったくらいじゃ無理なのだなあ。踊りのことなど何も知らない私でさえ、彼女の動きは素人だと思ったもの。

The King's Speech: How One Man Saved the British Monarchy

The King's Speech: How One Man Saved the British Monarchy

これもDVDがないので、本をリンクしておく。主演のColin Firthが主演男優賞を取ったもの。非常に良かった。吃音に苦悩する英国王ジョージ6世の話。Colinもさすがだが(昔から好き)、speech therapist役のGeoffrey Rushがさらに良かった。国王がラジオでスピーチをする際、国王の不安を取り除くべく、指揮者のように優しく穏やかにリードする姿が感動的だった。

ConvictionIMDbへのリンク)
殺人罪で有罪となった弟の無実を信じ、自ら弁護士になって弟を助けようとがんばった女性の話。これが実話だっつーんだからあなた。高校中退だったのでまず高校卒業資格を取り、そして大学に入って教育学で修士を取り、その後ロースクールに入って弁護士になったという人。おまけにシングルマザーで、ウエイトレスのバイトをしながらの学生生活。信じられないエネルギーとdeterminationである。やる気になればなんでもできるという見本みたいな人だ。
証人としてちょい役で出てくるジュリエットルイスを久しぶりに見た。前歯かけたtrailer trashを頭の悪そうなしゃべり方でうまく演じていた。やっぱり好きだわ、あのだらしない感じが。