昨日もらったバラは、鼻を近づけるとごくごくほのかに香る。バラの香りというのは、本当に美しい。花束に顔をつっこんで、スーハーしている。
そういえば、10年以上前に資生堂が出しているホワイトローズナチュラルというバラの香水が欲しかったのを思い出した。

デパートのカウンターでつけてもらった。針の先くらいの量で十分だとのことだった。香りは「さすが」と思う美しさで、入れ物も優美で素敵だが、2万3千円というお値段に気軽に「いただくわ」とはいかず。
「いつか買いたい」と思いつつ、今の今まですっかり忘れていた。うーん、こういうエレガントなものから遠ざかって日々過ごしているという証。正直、今の私には似合わない香りだ。生活も精神状態も潤いが無さ過ぎる。
この香水は小娘のつけるものではないと聞き、成熟した大人の女性になったら似合うかしらんと思っていたが、ただのおばはんになってしまった感あり。昔は、もっと日常のおしゃれに気を使っていた。ちょっと反省。