歯軋り対策のマウスピースを作りに歯科クリニックへ。
N先生は礼儀正しい。私は個室のドアに背を向けて診療台に座る格好になるのだが、先生は入室すると、「お待たせしました」と診療台の横まで回ってきてお辞儀をする。その位置で今日することを説明し、診療台の後ろに回り、「それでは椅子を倒させていただきます」と診療が始まる。
今まで通院していた歯科では、歯の型を取る作業は衛生士さんが担当していたが、このクリニックでは先生自らがやってくれた。リテーナー0.5ミリくらいの厚みのところ、マウスピースは2ミリくらいにして歯軋りの影響を抑えるとともに、歯の動きも制限してリテーナーの働きもするようにする、とのことである。今使っている下の歯のリテーナーは装着していてもかまわないらしい。
歯のクリーニングもしたいのだがいいかと聞かれたので、着色も気になっていたしお願いした。クリーニングは衛生士さん担当である。超音波を使って行うクリーニング、歯間ブラシ、歯ブラシで30分くらい掃除をしてもらった。真っ白、ピカピカで満足である。これで1260円。なんか申し訳ない。
すべて終わって個室を出るときは、先生が外に立ってらして、「雨が降ってますので、足元お気をつけてお帰りください」と挨拶。いやいや、ご丁寧にありがとうございます。先生、お店かホテルでバイトの経験があるのだろうか。
前歯は相変わらず当たると響いて痛い。とりあえず、マウスピースで1ヶ月ほど様子を見て、フィンランドから帰国したらまた診てもらおう。
歯軋りというのは、通常では考えられないような口の動きをしていることもあるらしい。私の歯には小さなヒビがたくさんあり、矯正でそうなることもあるらしいのだが、歯軋りの影響ということも考えられるらしい。前の歯科医院では、「老化」って言われたんだけどね。
歯軋りには、ギリギリと歯を擦るグラインディング、カチカチと歯を鳴らすタッピング、グッとかみ締めるクレンチングの3種類があるらしい。私はクレンチングをしているのではと怪しんでいる。矯正前は、犬歯もまっすぐになるくらいグラインディングでまさに歯そのものをグラインドしてしまいましたが。歯軋りでは、食事のときの噛む力より、数十倍の力がかかるらしい。恐い。食事中に間違って唇や頬の裏を噛んだときのあの痛さを思うと、歯軋りの力ってどんなんだよっと恐くなる。
最大の原因はストレスだと書いてあるサイトが多い。みゃー。