無事アンパッキング終了。土曜日までにスーツケースが届かなかったら、独立記念日のパーティーにはジーパンで行くことになるところだった。
日の出は午前9時過ぎ、日の入りは午後3時過ぎのヘルシンキである。冬のフィンランドに来るのは初めてではないが、なんだか今回は日の短さ、暗さ、そしてなんといっても静けさに参ってしまいそうになっている。来てまだ4日目じゃん。
車の音がやかましく聞こえる私の広島のアパートに3週間ちょっといたPは、「フィンランドの家にいると音のabsenceに気づく」と言っていた。だが、それを「寂しい」とは感じないらしい。私はこの静寂にじわじわと追い込まれている気分である。生きていくのに酸素が必要なように、私には一人の時間が必要であるが、町なかで一人でいることと、閑静な住宅街(というか森というか)で一人でいるのはまた話が違う。裏庭に出没するリスと鳥しか動いているものを見ないってどうなのよ。
ありがたいことに、近所に住むスウェーデン人のEさんがお茶においでよとメールをくれた。昼間、この界隈に人間が!って大げさだけど、まじで昼間は外を歩いている人を見ない住宅街だからね。まあ、外は氷点下だし、日中在宅している皆さんは家の中でお茶してるのかもしれないけど。