朝、東京のコーヒー屋でぼーっと通勤している人々を見つめながら、やはり圧倒的に黒や暗い色を身につけた人が多いなあと観察した。便利だからな。しかし、are they mourningと聞きたいような黒の塊が行き来するのを見るのは気が滅入る。たまにキテレツな色合いの格好をしている人が新鮮に見えるくらい、暗い。暗い色のコートを着ていても、明るい色のマフラーやバッグを持っているのであれば感じが良い。私もパキッと明るく美しい色のものを身につけようと思った。
とかなんとか言いながら、12月にフィンランドで出席するフォーマルパーティに着ていくドレスは黒を買ってしまったんだよな。先月、絶対黒なんか買うもんかと鼻息荒く店に行き、他の色も試着してみたのだが、ロングドレスというのは、黒が案外華やかに見えると気づいた。カラードレスにあまり好きなデザインがなかったというのもある。写真を撮るエネルギーがいま無いのでいずれまた。