フィンランド語講座は朝9時からである。先週は、Pの日本語講座が朝からあったので、途中まで車で送ってもらい、ヘルシンキ市内で路面電車に乗って学校へ行った。今週からは、Pの家の最寄りのバス停からバスに乗って、ヘルシンキ市内のバスセンター近くから路面電車に乗る。もっとも、バスセンターから学校まで歩いても10〜15分くらいで大した距離ではない。月曜日は、乗り換えのタイミングがわからなかったので、早めに家を出た。8時35分に学校についてしまい、これは早過ぎた。昨日は一つ遅いバスに乗ってみたのだが(通勤通学時間だろうと昼間だろうと20分に1本なのよ・・・)、この後で乗り換えた路面電車が、「フィンランドにもラッシュアワーが!」と新発見の混みぶりであった。とはいえ、ぎゅうぎゅうではなく、きゅうきゅうくらいではある。学校には9時5分前に到着し、時間的にはちょうど良いのだが、混んだ電車が面倒だ。そこで、今日は月曜日に乗った早めのバスに乗り、バスセンターから歩いて学校へ行った。9時15分前くらいには着いてしまうのだが、空気もぱりっとしているし、歩くと気持ちが良い。今日は、Tシャツにカーディガンを着ていたのだが、ちょっと肌寒いと感じるくらいであった。もう秋のコートを着て歩いている現地人もいるし。この間は、皮の手袋をしている婦人を見た。私も明日はコットンのセーターを着よう。って、まあ、毎日どんな気温になるかちゃんと確認しないと、ころころ変わるので要注意だ。
金曜日は、P実家の田舎の家へ行き、ベリー摘みをすることになっている。初めてのベリー摘み。日よけの手袋と帽子を持っていかねば。Pは「湖で泳ぐための水着も持っていくように」と言っているが、予報では気温20度。泳ぐには水が冷た過ぎるのではと私は言うが、「イイエ。アツイデス」とPは言う。絶対熱くないと思う。
ああ、しかしフィンランド語が話せない。日々焦燥感レベルが上がりっぱなしだ。先生も「このクラスのほとんどの人にはフィンランド人のパートナーがいるのだから、ぜひフィンランド語で話すとよい」と言う。わかっちゃいるのだ。Pは早口で、「先生のフィンランド語と違う」と訴えるくらい何を言っているかわからない。私はわかりやすい日本語を心がけてやっているというのに。私を見習うがよい。
しかしなあ、レベル2で過去形などを教えてもらえるのでは思っていたのだが、まだなのよね。現在形でしか話せないマヌケさ。動詞だけではなく、名詞や形容詞も思いっきり語尾が変化しまくるので、毎日毎日そればかり学んでいる。もう、活用祭り。語尾のアルファベットがこれなら、それを消して、新しく別のアルファベットを足して活用、とかそんなのばかり。以前、「フィンランド語は算数だ。コミュニケーション用の言語ではない」と言ったイタリア人の生徒がいたと先生は笑っていた。確かに算数っぽい。論理的ではある。ある意味、計算問題みたいだから、その場で宿題はさっさと出来る。が、いざしゃべろうとすると大変である。昔から暗算苦手なのよ。そろばんやっときゃ良かった。って、違うか。