私が小学2年生のとき、同じクラスのヤマナカさんのお母さんがプレゼントしてくれた手編みのショール。ヤマナカさんは転校することになり、放課後によく一緒に遊んでいた私に「仲良くしてくれてありがとう」とプレゼントしてくれたのだ。ちゃんとお礼を言っただろうか、私。覚えてない。
実家で母がずっととっておいてくれたのである。35年経った今もきれいなピンク色。美しい編み目。ちょっとチクチクするので、首に当たらないように工夫がいるのだが、お風呂上りにガウンの上からかけて今年の冬も使った。
人にプレゼントできるようなきれいな作品を編めるようになるには、あたしゃまだまだ練習が必要だなあ。
かぎ針で春夏物の糸というのは、ごまかしがきかず、変な編み目がもろ出るので難しいわ。ごまかしの人生を送る私には試練だ。