4月に小学校1年生になる子供達をターゲットにした、ランドセルや学習机のコマーシャルをよく見る。
最近のランドセルはカラフルだなあ。私のはオーソドックスな赤だった。大切に扱わなかったからか、合皮だったのか、4年生の頃にはベローンと剥げている箇所もあった。うちの父は、そこを赤いビニールテープで補修した。そしてそのテープもベローンと剥げてくる始末。同級生の弟に、「ランドセルのテープが剥げている人」と言われるまで、そのことを恥ずかしいとか、惨めとか思ったことがなかった。ウルトラ心配性の性格の割りに、こういうところはウルトラ無頓着であった。
その後、5年生で転校した小学校でこのランドセルを使ったかどうかは覚えていない。たぶん使わなかったような気がする。ピアノのレッスンに使っていたバッグを持っていった記憶はある。ミントグリーン色だった。ま、高学年になると、ランドセルを使わなくなる子は多かったしね。
学習机は、当時流行っていたスチールのものだった。今考えるとあまり意味があるとも思えない、スライド式のパネルが正面に取り付けてあり、パネルには「イトーキジャンボで天才になりな!」と言っているドナルドダックの絵が描いてあった。残念ながら天才にはなれなかったけどね。イトーキの学習机のあゆみはここで見られる。私のは71年のやつに似ているが、引き出しは3段あった。パネルは小学校高学年のときにはもう外した記憶があるが、机そのものは私が30近くまでずっと実家に置いてあった。両親の引越しを機に処分した。実際に使ったのは渡米した高校2年の途中までだが、その後は母がミシンを使うときなどに使用していたらしい。長く使ったものよ。って、小学生の頃は「机の上、片付けなさい!」と叱られるくらい物だらけで、宿題は食卓でやってたことがほとんどだったような記憶が。
今は、木製のコンピューターデスク二つと普通の木製デスクが一つある。コンピューターはこの間まで二台あったが、一台は処分したので、そのデスクは物置に。そして家計簿をつけたり、絵をかいたりしようと思って買った木製デスクも物置になっている。小学生のときから変化無し。