ニットの帽子が欲しい。何年も前に買い、さんざんかぶり倒したフリースのキャップの代わりに、カジュアルなキャップが欲しい。
色々店を回ってみたものの、バーゲン価格でもたかだか毛糸の帽子が6000円もする。おまけにポンポンのついたデザインが多い。これはかぶる勇気が無い。6歳のとき持ってたよ、ポンポンとツバのついたニットキャップ。今もまた出てるね。一度学校に遅刻して、朝礼中だったので運動場に入るのが恥ずかしく、塀の外をうろうろと歩いて朝礼が終わるのを待っていたことがあるのだが、「塀の上からポンポンが見えていたらどうしよう」とドキドキして、かがんで歩いたことを思い出した。1年生なんだからそんなに背は高くないっつーの。
店頭に並ぶ毛糸の帽子はscratchyな肌触りのものが多い。よくみんなこんなのかぶってられるなと思う。あたしの皮膚が弱いからなのか。柔らかくて気持ちいいのはカシミヤだったりして、お手入れが面倒だし。
ということで、自分で編むことにした。ひっさびさの編み物である。手芸店に行き、それこそ柔らかい毛糸を探しまくった。ほっぺたにスリスリするわけにもいかないので、手の甲に当てて確認。却下、却下、却下、と納得のいくものがなかなかない。ふわふわ、とかやわらかなんとかという名前がついているものは、肌触りは確かに気持ちいいのだが、色味がパステル調のものが多く、私の好みではなかった。
で、探しに探して買ったのは、ハマナカのオフコースのカーキ色。ウール、アクリル、アルパカの糸である。

なめらかで気持ちのいい肌触りである*1。うまく編めるかな。

*1:後日談。編み上げた帽子をかぶったら、やっぱりちょっとチクチクした。ちっ。