P親子を広島駅から成田へ無事送った。品川で成田エクスプレスで乗り換え、空港まで行ったら、ホテルのシャトルに乗るのだぞ、と地図入りのガイドを作ってやった。あたしって、本当にヘルプフルだ。元旦から自分をほめまくりたい。
ちゃんとホテルに着いたと電話有り。一安心である。天気が良かったので、新幹線から富士山も見ることが出来たらしい。Mちゃんはああいう大きな山を見たことが無かったので感心していたとか。
新幹線といえば、一番新しいN700系に大阪から広島まで乗ったときのこと。トイレに行ったら、「多目的室」(だったかな。そんな名前)とサインのあるところしか開いてなくて、使っていいのかどうかちょっと迷っていたら、クリーニングのスタッフの人(ピンクの制服の人)が「どうぞ」とボタンを押してドアを開けてくれた。障害者用トイレも兼ねているらしく、赤と緑の自動開閉ボタンがついているのだ。中を見るとやはり車椅子も入れるだけあって広い。(今までのトイレが対応してなかったってことだよなあ。いまさらながら気づいた。)

中からドアを閉めるときも、赤いボタンを押し、鍵をかける。おむつを変える台もあるし、幼児用の椅子もある。
手を洗うシンクもついてるのね、と写真左手前のfaucetに手をかざした私。ふと壁のサインを見ると、これは手洗い用ではなく、オストメイト用だとある。英語のサインも"ostomate"だったか"ostomy"だったか忘れたが、同じ言葉が使ってある。オストメイトって何だろうと頭がハテナマークな私。とりあえず、手を洗うところではないことはわかったので、トイレ横にあるシンクで手を洗った(車椅子の人が使いやすいように低い位置に設置してある)。
席に戻って、Pに"ostomate"ってどういう意味、って聞いてみたが、知らないという。家に帰って調べようと思いつつ、今まで忘れていた。今日やっと思い出して調べてみたら、「瘻(ろう)造設患者」、すなわち、人工肛門人工膀胱をつけている人達のことらしい。そうか。考えてみれば、こういう設備のニーズがあって当然なのである。うーん、無知だったなあ。これで多少なりともオストメイトの人達が旅行しやすくなればいいですな。

P親子が滞在中のことはまた後日。