料理のレパートリーも少なく、得意でもない私であるが、餃子は昔からなんとかなるものを作っている。Pが久々にギョーザを食べたいというので、がんばって皮から作って用意した。以前日本から持ってきた強力粉がまだ残っていたので、それとフィンランドの小麦粉を合わせてうまく作ることが出来た。具はあるものですませてしまえ、とマッシュルーム、冷凍エビ、ニンニク、たまねぎをフードプロセッサーでみじん切り。これが間違いであった。いつもは白菜と挽き肉を使う。みじん切りにした具はなんだかべっちょり。うっすら嫌な予感がしながらも、まあいいや、と作業続行。包むときもマッシュルームがぽろぽろして包みにくい。さらに嫌な予感がしたが無視。半分は焼き餃子、残りは水餃子にした。
焼き餃子はなんとかedibleであった。なんだかしまりのない味ではあったが、皮のパリパリ感と酢醤油がヘルプしていた。問題は水餃子。私の方が先に一口食べ、思わず、"I'm sorry."と謝罪。まずーい、まずい、まずい。砂が入っているような食感である。Pも一口食べ、うん、おや、なんだこれは、と戸惑う。皮はモチモチで大成功だったのよ。きのこの餃子もあるし、エビの餃子もあるが、マッシュルームを大量使用し、安い冷凍エビを中途半端に入れたこのコンボというのは失敗であった。
今度はちゃんと白菜と挽き肉買ってこよう。料理下手は慣れたものから逸脱したことをしてはいかんな。