ということで、前にも見た有頂天ホテル

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション [DVD]

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション [DVD]

英語の字幕がついていたので、Pも見られるではないの、とまた借りてみた。私が仕事しているときに見させておこうと思って。
この間見たときは、とてもよく計算されて作られていると思ったし、笑ったところもあったんだが、there was so much going onで、終わったとき「あー、おもしろかった」というより、「あー、疲れた」と言いたい気分だったのも事実。
今でもくすくす笑えるシーンが一つある。洗顔料を総支配人が持ってきてくれといい、役所広司と生瀬なんとかと戸田恵子がそろって洗顔料のボトルを手にしてばったりロビーで会い、戸田氏が一言「こわいわっ!」と言うところ。あの言い方がえらくツボにはまった。
私は以前彼女のことが好きではなかった。その以前はなんとも思っていなかったのだが、徹子の部屋に出ているのを見たとき、自分が声をあてるハリウッド女優はSigourney WeaverとかJody Fosterとか、セクシーじゃない人ばかりだと言ったのだ。徹子さんが「でも、きれい」とフォローしても、「でもセクシーじゃない」と戸田氏は言い続け、「Sigourney is not sexy?! たわけが、you should feel LUCKY to be doing her voice!」と私は憤慨したのであった。"Ice Storm"を見ろ、Sigourneyのあの冷たいセクシーさを。自分がセクシーではないことを強調したかったのだろうが、don't do it at their expenseと腹立たしかった。
で、しばらく嫌いだったのだが、その後Sigourneyがアメリカのトークショーかなんかで話しているのをテレビで見て、くそ偉そうで感じ悪かったので、一気に好感度ダウン。そうしたら戸田氏のこともどうでもよくなった。むしろ、さばさばしてすっきりさわやかで好ましいとさえ感じるように。芝居も上手だし、声も、ありがちなキンキン脳天に響く不愉快なアニメ声とは違って耳に心地よいし。これからもご活躍を。