自分にannoyedである。個人向け国債を買おうかと、証券会社へ向かった。こんなところに来るのははじめてである。既に口座を持っている銀行で買ってもよかったのだが、インターネットで買ったりチェックしたりできなかったので(通常のtransactionsのネットサービスはあるが、国債はできないということ)、オンラインサービスも提供しているところを探して、誰でも知ってる証券会社へ行くことにしたのだ。
「場違いだなあ」と思いながら順番を待つ。番号を呼ばれ、新規に口座を開きたい旨を伝える。そうするためには身分証明書が当然必要である。提示を求められ、こんなときでしか出番のない自動車免許証を出そうと財布を開くが、無い。あれ?財布のポケットを全部調べるが無い。なぜだっ。「保険証でも結構なんですが」と女性は言うが、今日は持ってませーん。
どこを探しても無いので、「すみません、身分を証明するものがありません。出直します」と言う。女性は感じの良い人で、もし明日来られるならば、受付を通して番号札を取らなくても、彼女の名前を言ってくれればすぐに対応してくれると言う。
ああ、バカ。しかし、一体どこに免許証があるのだ、と不安になる。フィンランドで使う財布が別にあることにはあるが、あっちに免許証を入れるわけはない。電車の中で、バッグか、引き出しの中に間違えて入れているのか、と色々考えた。本当になくしていたら、再発行してもらわねばならないではないか。なんちゅー手間だ。落としていて誰かに悪用されたらどうなるんだ、などと段々パニックになり、ものすごい早足で駅から家まで戻った。
帰宅し、コンピューターを置いた机を見て、はたと気付いた。スキャナーだっ!蓋を上げると、案の定免許証がちんまり真ん中に置いてあった。きーーっ!この間、LCDモニターを処分するとき、身分証明のコピーを同梱するようにと書いてあったので、免許証のコピーを取ったのであった。
バカである。And this is not the first time I left something on the scanner. 免許証は初めてだが、パスポートを置きっぱなしにしていたこともある。何かをスキャンしようとして蓋を上げたら「あら、こんなところにパスポート」。
何かが無いと思ったら、まずスキャナーをチェックすることにしよう。
しかし、無駄な電車代を使ってしまった。出かける前には必要なものをすべてチェックすべしっ。