ゲド戦記 [DVD]

ゲド戦記 [DVD]

映画館で先週金曜日オープン。ヘルシンキで映画祭があった(今もか?)らしく、アジア映画が強いとかなんとかニュースで紹介されていた。この映画の監督の宮崎さんもテレビでインタビューを受けていた。あんまりぼそぼそ話す人なんでよく聞こえず、フィンランド語の字幕をPに訳してもらうこともあった。"Enunciate, guy."といらついてしまった。
で、Mちゃんが見たいというので、Pと3人で行ってきた。初めてジブリ製作の映画を映画館で見たわ。テレビでも見たこと無いのに。あ、宅急便のやつをつい最近テレビで見たな。途中からだったけど。It was ok. 可愛いけど、エンディングがなんだか急いだ感じで、あれっ、もう終わりかと思った。
で、ゲドであるが、なかなかの迫力はあったと思う。しかし長い。1時間58分。終わった後、I felt worn out. テーマが生(vs. Death. ナマじゃなくて)というシリアスなものなんで、Mちゃんはいまひとつ理解できなかったようだ。楽しい冒険アニメを期待していたらしい。
ハイジでもフランダースの犬でもなんでも、このラインのアニメに登場する子供はやたら走る。スカートを履いた女の子は下着見せて。ゲドでも股引みたいなの見せて一生懸命走っていた。
日本語の音声に、フィンランド語とスウェーデン語の字幕がついていた。「ハイタカ」というのが何のことがわからなかったのだが、スウェーデン語の字幕を見ると"Sparvho:k"と書いてあり、鷹も飛んでたんで、鷹の種類かなと推測できた。映画が終わってPに「sparvってなんだ」聞いたら、sparrowだ、sparrow hawkって鳥がいる、と教えてくれた。知らなんだわ。
意地悪な家来の「ウサギ」は、そのまま"Usagi"となっていた。「クモ」は"Cob."
クモの声は誰だ、と気になっていたのだが、田中裕子だったのね。うまい。
テルーの声やった手嶌葵は、演技はともかく文句なく歌声が美しい。喉からキーキー歌う若者が多い中、安心して聞いていられる。
Mちゃんは、次はトトロを見たいらしい。日本ではDVDはあるだろうが、フィンランドで出ているのだろうか。ゲドが始まる前に、「紅の豚」が2008年に上映されます、と予告があったりして、この国での上映タイミングは予測がつかない。トトロに関しては、いつだったかテレビで紹介されていたので、もう上映済みなんだとは思う。大体、「魔女の宅急便」にしても、今年の3月にこちらで初めて上映されたらしい。今も吹き替え版をヘルシンキでやっている。半年もやってるではないか。人気なんだろうか。
あー、しかし疲れた。今度は軽い映画がみたい。