Pの誕生日だったので、Pの母上が夕食をごちそうしてくれることになった。私が今フィンランドにいることを知らずに「誕生日だから夕食を一緒に」とメールを送ってきたらしく、じゃあ私にも是非ごちそうしたい、と言ってくれたとか。すんごい申し訳ないです。おまけにPは「じゃあMも誘おう」と平日の夜というのにMちゃんも誘い、お母さんてば、当初の予定出費額の倍になってしまいました。
で、4人でタピオントリというレストランへ。なかなか感じの良いところ。Pはワイルドダックがメインのコースメニューを、P母と私はタンドーリのダックを、Mちゃんはベジタリアンディッシュを。そう、Mちゃんの動物愛護精神は最近さらに拍車がかかり、「本当は肉は食べたくないが、ハッピーに人生を過ごしたアニマルならいい」と言う。せまいところに詰め込まれて育てられるチキンや牛などは食べないと言う。卵もオーガニックものじゃないといやだとか。Pは、「ベジタリアンになるのは早すぎる。まだ成長過程で、全部のフードグループからの栄養が必要なんだから、肉も食べなきゃだめ」と反対するが、「パパは可愛そうな動物を助けるアクションを何も取っていない。動物を虐待して作った商品を買わず、食べないのがいいのだ」と主張は曲げない。P母は、「じゃあ、森でうさぎや鹿を撃ってすぐ食べれば、今まで自然の中でハッピーに暮らしてたんだから大丈夫じゃない?」と提案。確かに。死ぬ直前まで自由だったわけだ。大変だなあ、狩りにいかなきゃいけないなんて。
では魚ならなんでもいいかと言うと、それも違うらしい。ツナ缶はだめだとか。そういや、マグロを捕る網にイルカがひっかかって死ぬとかで、ツナ缶をボイコットするってのが私が大学時代にもあったな。
えらいよ、Mちゃん。11歳にして既にこういう問題についてawareであり、行動も起こそうとしている。だが、日本食レストランで食べた一番おいしいものは、「焼肉」だそうだ。
で、私の食べたダックだが、おいしかったわー。ハッピーな人生を送ったダックだったに違いない。カレー味のクスクスが添えてあって美味であった。デザートは私はりんごのシャーベット。さっぱりしておいしかったが、クリームブリュレやフォンダンショコラを食べている人たちに囲まれていると、「うー、もっとこってりしたデザートが食べたい」と思ったのも事実。でもこれでいいのだ、減量中だから。ご馳走様でした、P母。
主賓のPであるが、40歳である。「体がだるい、疲れた、もう40だから。Kayの気持ちがやっとわかったよ、中年って大変」とうるさい。
あー、私も41になるのか。とりあえず、41になる12月までに3キロは落としたい。P母は、週に3回ゴルフをして7キロ痩せたそうである(期間は不明)。私は水泳とビリーか。それこそMちゃんと一緒にベジタリアンになるのが良いかもしれん。日本じゃほとんどそうなんだけどね。