あーあ。なんて買い物が下手な女。
歩くためのスニーカーが欲しかったのよ。別に走るわけじゃない、と店員に言うと、テニスシューズで大丈夫だろうと言う。今セールになっているし。そこで23センチを試着した。歩いてみると踵がすぽっとぬげそうだったのだが、靴紐が一番上の穴まで通してなかったためだった。店員が通してくれて、再度歩いてみると今度は脱げない。足先が広くて、指を広げることもできるし、軽いし、いいと思い購入。
帰宅して、買ったもんね〜、とウキウキしながらまた履いてみた。数歩歩くと親指の付け根が痛い。靴擦れのような痛みではない。強い圧迫感である。足の甲側。あれ、どうして、と観察してみると、靴の曲がる部分が、親指の付け根に当たって痛いのである。そんな。店で歩いたときは平気だったのにどうしてだ。歩き方が足りなかった。もっと歩き回って飛び回って確認すれば良かった。
ネットで検索してみると、革靴を買ったところ、曲がるところが当たって親指が痛いと相談している人がいた。私と一緒だ。靴の修理人が答えるには、その曲がり癖を取り去るべく、その部分を突起のついたストレッチャーで延ばすか、靴の中に型をはめて金槌で叩くといいと書いてあった。私のはテニスシューズだからなあ。でも表は革(っぽい。人工か)。ストレッチャーは持ってないが、金槌ならある。とりあえず柔らかくすればいいわけね、とトントンと叩き続けた。再度履く。叩く前よりは良いかも。多分。
履いているうちにまた慣れるかも、と思ってはいるのだが、楽観的過ぎるか。もうちょっと叩いてみよ。あーあ。