今日はmidsummer eve. 明日は日が沈まない夜。といっても、昼間みたいに明るいわけではなく、今日の午後11時を過ぎた今、こんな感じ。

ライラックの花ももう散ってしまった。でも蜂はぶんぶんしてるのよね。くー。
で、今日は祝日ということで、Pのお母さんが持つ田舎のサマーハウスへ行ってきた。日ごろ、Pのアパートのある地区が静かだと言っている私だが、サマーハウスのあるところはほんっとうに静かであった。"Listen"とPが言うので、耳を澄ましたが、"See? You hear nothing. So quiet here."と笑うくらい、何も聞こえない。
安野光雅の絵本のような景色であった。カメラを忘れたのよねー。残念。2週間前にPとMちゃんだけで行ったときにPが撮った写真。

今日は、このテーブルの上に蚊取り線香が置いてあった。日本のと同じで、緑色のコイル状。

緑色に塗ったところはPの車。ちょっと変わった車なんで、塗りつぶした。向こう側に見えるフィールドに向かって、お母さんはゴルフの練習をすることもあるらしい。

歩いて5、6分のところに湖がある。写真がないのが残念だが、水は茶色であった。汚いわけではなく、元々そういう色らしい。濁っておらず、透明な茶色。今日は気温は20度くらいだったので、水も冷たく感じたが、PとPの姪と甥は泳いでいた。私は足をつけて遊んだだけ。それだけでも結構足が冷えたわ。姪っ子のEちゃん9歳は、水からでたら震えてた。
Eちゃんは、英語を勉強しはじめて間がないというが、私への自己紹介は立派に英語でして握手をしてくれた。もっと英語がわかれば話が出来るのに、とお母さんにこっそり言っていたらしい。いやいや、こちらこそ、私がもっとフィンランド語かスウェーデン語ができれば話ができたのにねえ。私もがんばるよ。子供たち以外は、Pの家族は全員英語で話してくれて恐縮だよ。
ステーキやサーモンなどご馳走をいただき、デザートにはフィンランドのイチゴ。しっかりした甘さでとてもおいしかった。もうすぐ誕生日だというPのお母さんに持っていったタルトも食べてお腹一杯。
食後は、Pの弟Tさんが持ってきたラジコンの飛行機で遊ぶと男性陣ははりきる。が、10分も経たず、Pが飛行機を壊す。信じられん。「飛ばすの難しいんだから!」とPは言い訳し、Tさんも「うん、確かに難しい」とPを攻めない。子供の頃、この調子で結構Pにやられたんだろうなあ、Tさんに密かに同情。いい人だ、Tさん。
遅くならないうちに、と8時過ぎに皆さんにサヨナラ。時速160キロで高速をぶっとばすP。速度計を見ると怖いんで、見ないようにした。
あ、そうそう、帰りにキツネを見た。ああ、カメラがあったらなあ。道路の隅っこをイソイソと歩いていた。いかにもこれから行くところがある、あたしゃ忙しいのよって感じで。結構痩せていた。尻尾はふさふさ。Pが車のスピードを落とすと、「何?」って感じで顔をあげていた。生まれて初めて実物のキツネを見たよ。
I had a nice day.