小さいものが好きな祖母が喜ぶかと思い、リーメント食玩を一部持って実家へ。まず、両親とも大喜びで騒いでいた。ただ、なつかし家電シリーズの湯たんぽを見て、「赤いのは知らんぞ」と鋭い指摘。そう、懐かしいのにするんだったら、アルミじゃないと。このシリーズの他のセットを箱で確認すると、電話はプッシュボタンになってるし、公衆電話も薄いサーモンピンクのやつである。黒電話と赤い公衆電話じゃないと懐かしくないよなあ。作った人の年齢が若いのか、40代以上を対象年齢としていないのかっ、えぇ?
それはともかく、祖母の部屋に持っていくと、「んまー、長く生きとったが、こんなものを見られるとは」と、70歳くらいから言い続けている台詞。もう25年になりますかね、この台詞は。
「これは機械だけじゃ作れんね。手でもやるに違いない」とまじまじと見つめ、一言。「これを作る工場の女工さんは、ノイローゼになるね」
ああ、リーメン峠。中国の女工さんが日の出から日暮れまで、高さ1センチもないトマト缶にラベルを貼るのね。(ほんとにやってないだろうね)
「他にもたくさん種類があるん?」と聞くので、「山のようにあるみたいよ」と答えると、「また買ったらみせてよ」とのリクエスト。いかん、張り切ってしまうじゃないか。