季節のイベントには、「ふーん」という程度の感心しか基本的にないため、お正月にお雑煮やおせちを食べなくとも、全然気にならない性格。子供の頃は、それでもある程度は「お正月メニュー」を楽しみにしていた。祖母がチラシ寿司とお煮しめを作り、母が黒豆を煮て、フルーツ入り寒天を作っていた。なんで寒天だったのかは不明だが、お正月にしか作ってなかった。普段、自分でお菓子を作ったりする人ではなかったので、「正月!寒天!スペシャル!」と子供心に嬉しかった記憶が。そもそも重箱におせち、なんてきちんとしたことをする家には育っていないし、そういう伝統的なことをまめにする親戚の家に言ってご馳走になっても、正直おせち料理がものすごくおいしいと思ったことはないのであった。今もそう。traditionだから、と思って用意したり食べてる人も多いような気がする。今じゃ、コンビニもデパートもスーパーも元日から開いてるし、日持ちのするおせちを作るpracticalな意味合いはもうないかもね。主婦が休めるっていうのはあるのかもしれないけど。
Pがこの間日本に来たとき、デパ地下に山ほどおせち料理のサンプルが並べられ、予約販売を行っていた。「日本の家庭ではこういうごちそうを作ったり、買ったりしてお祝いをするのだ」と説明すると、きれいだが、手間のかかりそうなものばかりだと彼は驚いていた。だから買うんじゃないの、皆さん。
で、今困ったことになっている。Pに、元旦に食べるお雑煮の説明をなんとなくしてしまったら、Mちゃんともども「そのオゾーニでぜひ元旦を」と言い出したのだ。Mちゃんなど、作るのを手伝う、と楽しみにしているらしい。それ、作るのはあたししかいないってことよね。作ったことないんだけど。料理にそれほど興味なく生きてきて、元旦にトーストでも何の違和感も持たないあたくしが雑煮を? ニンジンとか梅型に切るんですかね。
地方によって色々お雑煮もあるらしいが、私がfamiliarなのは、透明なだし汁にかまぼこ、大根、春菊とかがちょろっと入ってるやつ。これが広島風なのか、単に母が勝手にやってることだったのかは不明。勉強せな。
つーか、I'm not supposed to eat お餅じゃないですか。The brackets may come off. どうせお餅を食べるなら、お雑煮よりも、バター醤油につけて、スライスチーズのっけて、海苔を巻いて食べたいなあ。