Finnish supermarkets were "fair." You weigh your fruit and vegetables. 量り売りなのである。値段も一キロいくら、という表示である。リンゴも一個いくらではない。ビニール袋に買いたいだけいれたら秤にのせて、値段の書いてある札に表示されている番号を押すと、ジーッと値札シールが吐き出され、それを袋に貼ってレジに持っていく。バナナもメロンもブロッコリも同じ。初めてスーパーに行ったときは、全然このシステムを理解していなくて、日本と同じように袋に入れただけでそのままレジに行ってしまい、レジのおばさんがなにかフィンランド語で別のお姉さんに言って、そのお姉さんがシールを出して貼ってくれたという、手間をかけてしまった。何も知らないガイジンでごめんよ。
あとでPにそのことを伝えると、「日本では測らないのか。一つ一つ重さが違うんだから、不公平ではないか」と言う。いやー、そんなこと考えたこともなかった。違うっつったって、ほんのちょっとくらいじゃん、と思うのだが、確かに違うわけよね。
じゃがいもは大きな袋入りで、袋にもともとバーコードがついていた。レタスっつーか、アイスバーグじゃなくてクシュクシュっとなったようなチシャっぽいやつなどの葉っぱものは、プラスチックのポットに植えてある状態で売られている。日本でもよく見る、苗が植えてあるような黒いふにゃふにゃの入れ物ね。土つき、根っこつき。これも量り売りではなく、一個いくらだった。これは葉っぱの枚数が違う、とか思わないのだろうか。
昨日スーパーにいったら、じゃがいも一個が88円で売られていた。結構大きさの違うものもあって、フィンランド人だったらなんという理不尽な値段付けだと感じるだろうなと思った。つーか、あたしも感じるくらい差があったので、袋詰め198円を買った。これだって本当に公平になるように同じ重さに詰めているのか、と疑えばきりがない。
バナナの量り売りはいいなと思ったな。夏場なんて早く痛むから3本くらいついてるのを買いたいのにドーンと大きい房が128円とかでさ、本数少ないの選ぶとそれこそ不公平じゃない。中には数本もぎ取って買ってくおばさんとかいるし。こういう人は、「少ないんだから安くしなさいよ」とか言うんだろうか。
うーん、几帳面が好きな日本こそ量り売りが普及していてもよさそうなものなのに。