覆面パトカーっつーのを初めて見た。横断歩道で信号が青になるのを待っていたら、いきなりサイレンが鳴り始め、音が聞こえる方を見たら、向かいの道路で信号待ちをしていたシルバーの普通乗用車が赤色灯を助手席側の屋根にのっけて、「緊急車両、緊急車両はいります」と言いながら、右折をしてびゅーんと去っていった。赤色灯を乗せたところは目撃しなかったが、まさかのっけたまま走ってるわけもなかろう。それじゃ覆面じゃないし。
「へえ、映画じゃ見たことあるけど、実際に見たのは初めてだな」と思いながら私の前を通っていった車の中を見たら、えらい人相の悪い男性が二人乗っていた。でもあれを「鋭い目つき」というのかもしれない。

別の交差点で信号を渡っていたら、止まっていたパトカーが「タクシー!そこ右折禁止!」と大きな音を出すので驚いた。車内の中にいる人に聞こえるようにするには、音量が大きくないといけないのは理解できるが、他で聞くとやかましいのだな、これが。
注意されたタクシーはすぐに直進。今度は「はい、そこのデミオの運転手さん、そっちからも右折禁止」と対向車線にいた車を注意。デミオも「え、まじ?」という感じでふらふらっと車体が動いた後にウィンカーを消してすぐに直進してった。タクシーもデミオも「ちっ、いつも右折してんのに」と思ってたかもね。